大会概要

驚異に満ちた大自然と目を瞠るヒューマンドラマ、ゴビ・デザートマラソン。そこに参加する者たちの姿は美しい。そしていま再び4年目のレースの準備が始まっています。

主催運営はNPO-SSER.経験豊かなスタッフたちによって構成されています。モンゴル国内外における、こうした過酷なイベントの開催経験は30年に及び、運営や医療体制など充実のホスピタリティは高い評価を得ています。

また環境面への配慮も深く、モンゴル国自然環境省との関係を密にして開催をしております。本大会においても環境コードを設け、参加される方は高い見識でこれを理解して行動しています。

大会のメイン会場はウランバートルから南に100kmほどの美しい草原とゴビ砂漠の境界線に設営します。大きな星空レストランが用意されます。

参加者の荷物は主催者が用意する大会専用のバッグをスタート時にサポートトラックへ持ち込むだけで、その日のゴールで受け取れます。重量は制限20kgですからテント・シュラフ・防寒具など装備の軽量化は必要です。また毎日の食事は朝晩、そして6kmごとに置かれるエイドでは、さまざまなドリンクやミールが用意されています。

 

大会中の気温は日中で26度前後。朝晩は0度近くまで冷え込むことがあります。

また体温を奪う冷たい雨が一時的に降ることもあります。軽量で優れた性能の雨具の持参も必要です。こうした注意事項を良く理解しての参加をお願いいたします。

1.大会の名称と会場

The 4th GREAT MONGOLIA GOBI DESERT MARATHON 2016
第4回 グレートモンゴリア・ゴビデザートマラソン2016

開催日:2016年9月4日(日)~9月11(日)6etaps
開催場所: モンゴル国ウランバートルおよびマンダルゴビ周辺の草原地帯及びゴビ砂漠北縁

2.組織

大会組織委員長/組織委員長
山田 徹
The head of organization committee
YAMADA Tetsu
総合ディレクター
石原 孝仁
General Director
ISHIHARA Koji
事務局長
白川 淳
Management Director
SIRAKAWA Jun
レーシングディレクター
菅野 哲
Racing Director
KANNO Tetsu
輸送・旅行部門ディレクター
尾尻 昌弘
Logistics&Travel Director
OJIRIMasahiro
医師・メディカルディレクター
家永 慎一郎
Doctor Medical Director
IENAGA Shinichiro
現地ディレクター
ムンホ・アムガラン
Director of Mongolia
Natsag Munkh-Amgalan
  Racing Authority : SSER MONGOLIA
Mongol National Olympic Comity

 

特定非営利活動法人 四国スポーツ環境リレーション NPO SSER

〒791-0301 愛媛県東温市南方1992-4
TEL 089-960-6905 FAX 089-960-6906
1992-4 Minamikata Toon Ehime 791-0301, JAPAN
TEL +81-89-960-6905 FAX+81-89-960-6906
みずほ銀行 松山支店(651)普通 2107069 ゴビマラソン事務局

3.日程

Day Time 公式スケジュール 移動などのスケジュール
      日本-ウランバートル
ホテル泊 
0 8:00-12:00 登録手続
装備品検査
プレ・レースデイ(HOTEL)
10:00-11:30 医師による健康診断  
12:00-13:00 開会式/ブリーフィング 13:00 バス移動
1 8:00~ ETAP-1 30.00km 朝夕2ケイタリング
第4エイドにライトミール
各エイドにて飲料
2 8:00~ ETAP-2 40.00km             ↑
3 8:00~ ETAP-3 50.00km             ↑
4 8:00~ ETAP-4 55.00km             ↑
5 8:00~ ETAP-5 50.00km             ↑
6 8:00~ ETAP-6 25.00km             ↑
7 14:00 表彰式 バスにてウランバートルのホテルへ
      ウランバートル-日本

4.参加 Entry

本大会は18歳以上の男女が参加できます。本大会規約とスポーツマンシップを正しく理解できる者であることを求めます。18歳未満の参加希望者は3親等以内の保護者が参加している場合はこれを容認します。本大会は困難が予想されますが、必ず全行程を完走できると自認できる必要はなく、それぞれの目標に挑戦することができます。本大会の参加に当たっては以下の参加費を所定の手続きにてお支払いください。

参加費はエントリー費のほか旅行費用(またはサポートパッケージ)が必要です。

4-1

エントリー手続き ケース1       80,000円(税込)
手続期間)2016年1月15日より2016年6月1日

エントリー手続き ケース2    120,000円(税込)
手続期間)2016年6月2日より2016年8月20日

手続きのタイミングに応じてエントリー手続きはケース1とケース2に区分されています。

エントリー手続き後に参加が不可能になった場合は次の通り返還いたします。

2016年6月1日までエントリー費の70%、2016年8月20日までエントリー費50%を振込手数料を差し引いて指定の口座に返還いたします。2016年8月21日以降の払い戻しはない。

議論を避けるため本エントリーを取り消す場合は、内容証明郵便のみ受け付けます。

4-2 旅行手続

旅行費用 A;298,000円またはB;168,000円のいずれか

Aは航空機ホテルを含むすべてのパッケージ→支払いは旅行代理店
Bは航空機とホテルを除く競技中サポートパッケージ→支払いはNPOSSER

*エントリー費とAまたはBの費用が必要です。

最終的には為替の変動や参加者数による機材の変動で、2016年6月1日に決定します。したがって手続きなどは6月1日以降となります。サポート向けのパッケージなども併せてそのタイミングでご案内します。

A;航空機ホテルを含むすべてのパッケージ

オールインクルーシブパッケージ (手続期間)2016年6月1日より2016年8月20日

A;本大会では輸送・移動・ケイタリング・医療などホスピタリティサービス、および旅行部分を旅行理店と共同主催とします。このことによって参加者の負担を大きく軽減し、きめ細かな周辺サービスで大きな安心を実現します。

これらにかかる費用は、往復航空運賃・ホテル代・モンゴル国内のすべての移動費・パーティ参加費・水分の供給を含む競技中のすべてのケイタリング。競技を途中で終了した場合の保護回収その後の移動の費用。緊急時の医療支援・ヘリによる回収移送費用、それぞれの装備(重量指定あり)の各ビバーク間の輸送費用・万一の場合の日本への帰国手続きなどが含まれます。

これらは以下に示す基本パッケージのほか、前後の滞在期間をフレックスにするなど、さまざまにカスタマイズすべく別途相談とします。

B;日本国外に在住の方、および航空機やホテルの手配をご自分でなさる方

サポートパッケージ 168,000円(手続期間)2016年6月1日より2016年8月20日

*日本在住以外の方や上記旅行費用のうち航空機の手配やウランバートルのホテル手配をご自身でなさる方は、開会式以降のモンゴル国内のすべての移動費・パーティ参加費・水分の供給を含む競技中のすべてのケイタリング。競技を途中で終了した場合の保護回収その後の移動の費用。緊急時の医療支援・ヘリによる回収移送費用、それぞれの装備(重量指定あり)の各ビバーク間の輸送費用などをパッケージしたサポートパッケージに申し込む必要があります。

5 競技規則 Regulations

5-1 競技の概要

本大会は6つの競技区間を有するマラソンステージレースとして行われ、各ステージのスタートからゴールチェックまでの間は、すべて指定されたルートを通らなければなりません。この間は主催者役員によっての限定された支援行為の外は認められません。主催者は医療スタッフまたは競技公式役員の判断で、特に危険が予見できた場合には助言・助力を与えます。ルート上で主催者(またはそれ以外の者)に運ばれた場合は、その時点において競技を終えたものとします。

ビバークは、ゴールからスタートの計測をされないニュートラルゾーンとして、他者からの支援を受けるなど自由です。ただし主催者の定める中心点から300m以内に留まらなければなりません。

各ステージのスタートは一斉とし、ゲートをくぐった時間ではなく全員が一定です。各エイドには計測員がいて、計測線を超えた時点で計測されます。

各ステージごとのマキシマムタイムがありこれを越えて競技を続行することは出来ません。またその日のマキシマムタイムから勘案されたGATE-TIMEが各AIDに設けられます。各エイドでGATE-TIMEをオーバーした者は、その時点で競技を終了したものとします。そののち回収され当該ステージのゴールまで主催者の車両で運ばれます。

5-2 ルートとサイン

本大会にはバリースと呼ぶ距離表示ポストが500m間隔で設置されています。参加者はそのバリースの10m以内を通過しなければなりません。バリースには距離、次のエイドまでの距離が表示されています。

 

5-3 エイドステーション

本大会では6kmに1か所の補給地点エイドステーションが設けられています。停止する必要はありませんが通過の確認とタイム計測をします。ここではミネラルウォーターの補給と、あらかじめ発表された場所にはランチが用意されます。

5-4 順位の決定

各ステージはすべてのエイドステーションを通過してゴールに到着した時間を計測します。計測は秒までとし秒未満を切り捨てます。そのステージの所要時間の最も少なかった者を上位として、毎日午後8時に掲示して発表します。

総合順位は各ステージの所要時間の累積で決定され、同タイムの場合はステージ1の成績の上位の者を上位とします。

5-5 アシスタンス

原則として各ビバークの外では一切が禁止されますが、競技有効続行中の競技者からの支援は認められます。この場合の支援とは飲食物の供与やウエアの提供、一時的に手を引く、起こすなどの行為に限定されます。背負うことは禁止されます。また後ろから押す行為も禁止します。

あらかじめ用意されていないことを条件に、現地の遊牧民などが水を与えたり、場合によっては川を渡る際に背負うなどは許容します。

5-6 チーム

本大会は個人参加による個人競技ですが、3名以上でチーム登録をすることができます。チームはウエアなどアイデンティティを求められます。

5-7 リザルト

本大会ではすべてのルートを完走した者に、賞典を付与しますが、途中で競技を終了した者にも、その地点までの距離を示した賞状を与えます。

6.賞典

個人総合 1位から3位までトロフィー及び副賞
  1位から10位までゴールドメダル
  11位から20位までシルバーメダル
  21位から30位までブロンズメダル
女性部門 1位から3位までトロフィー及び副賞
チーム賞 1位から3位までトロフィー及び副賞
エイジカテゴリー M-U20(20歳以下の男性)
  M-0(21~39歳の男性)
  M-1(40~49歳男性)
  M-2(50~59歳男性)
  M-3(60歳~男性)
  F-U20(20歳以下の女性)
  F-0(21~39歳の女性)
  F-1(40~49歳女性)
  F-2(50~59歳女性)
  F-3(60歳~女性)

完走者全員にタイム記載の完走賞と完走メダル、途中競技修了者には、距離表彰を全員に与えます。

7.装備規定

本大会に出場する者は以下の装備を携行しなければなりません。

競技中に義務付けられる装備品

主催者に与えられたゼッケンとIDビザバンド。

ザック、帽子、サングラス(目のサイド部分もカバーするモノ)水の携行システム給水システム1.0L以上。携行食および非常食(スタート時に常に1200kcal)

防寒具・雨具、下肢を完全に覆うランニングウエアまたはタイツまたはロングソックス。

ヘッドライト、グローブ、エマージェンシーブランケット、パスポート。簡易なメディカルキットに次の内容物(ポイズンリムーバー、消毒薬、カットバン、テープ)マグネチックコンパス。GPSの携行は強く勧めます。

主催者が輸送する装備品

主催者が供給するバッグに各自が収納し、毎朝スタートゲート脇にスタートまでに計量を受けることが必須です。

テント、シュラフ、着替え、スペアのシューズ、ビバークで過ごすためのウエアなど

またケイタリングを受け取るための食器、カップ。

すべて規定重量は風袋こみ20.0kgです。かならず補給食を行程分用意しておくことを奨めます。

それ以外の荷物は、ウランバートルのホテルでお預かりすることができます。貴重品は不可です。すべてのバゲッジにはレースナンバーと名前を記載してください。

ストックは全行程を通じ使用可能です。

ビバークでは食事を提供するためとメディカルの機材、本部の通信等のために電気を供給するためのマテリアルが用意されていますが、参加者に対してカメラなどへの充電のための電気の供給はできません。

取材などでやむを得ず充電の必要な方は、あらかじめ主催団体に必要な容量などを申し出ることができます。

8.メディカルチェック

本大会に出場する者は健康管理届を提出し、ウランバートルにて大会日本人医師のメディカルチェックを受けなければなりません。

またビバークにある案内掲示にメディカルチェックを受けるように掲示された者はスタートの1時間前までに再検査が義務付けられます。

このチェックでくだされた医師の決定は極めて重要です。すべての参加者はこの決定に従わなければなりません。また抗議の対象となりません。

9. そのほかの注意事項

大会中の気温
日中予想最高気温 26から27度
夜間予想最低気温 2から0度

大会中の標高 1350m~1750m、詳細はルート決定後に公開されます。
標高の高いエリアで降雨があった場合の体感温度は著しく低下する可能性があります。

走行エリアにおける危険 草原の中に接触するとカブレを起こす植物があり下肢を覆うことが重要です。またハリネズミ、ヘビも報告されるので注意が必要です。目に卵を産み付ける蜂がいますのでサイドまでカバーされたサングラス及び保護メガネが必要。目に異常を感じたら直ちに役員まで申し出てください。またゲルの飼い犬が吠える場合があります。原則として事前に充分な協力を遊牧民に要請しています。また役員が先導し、また監視しています。(走っていない場合には吠えることはありません。)

10.ペナルティ一覧

対象となる行為   競技続行
の可否
Time
Penalty
罰金
スタートに遅れる     30min.  
マキシマムタイムに遅れる   ×    
エイドのゲートタイムに遅れる   ×    
アンスポーツマンライクな言動   ×    
ドーピング及びスタート時のアルコール   ×    
ゴミの投棄 1回目     200USD
ゴミの投棄 2回目
×    
レースナンバーの非表示・脱落 1回目   1.0hr  
  2回目   1.0hr  
  3回目     200USD
レースナンバーの故意の交換
  ×  
他の競技者とのアクシデンタルな接触     1.0hr  
不正なアシスタンス 1回目   3.0hr  
  2回目 ×    
コースの逸脱(100m) 1回目   1.0hr  
  2回目   2.0hr  
  3回目 ×    
エイドステーション不通過   ×    

 

11 抗議

計測時間やペナルティの裁定などに意義がある場合、また不当に処遇されていると判断した場合、参加者は抗議をする権利が与えられています。抗議は翌日のスタート時に前日の抗議は締め切られ、スタートした時点で前日までの結果は完全に固定されます。 ETAP-6における抗議は、9月10日午後6時30分で締め切られます。

抗議は全て文書のみで行われなければならない。この場合の言語は日本語、英語、モンゴル語、ロシア語に限定されます。

抗議の対象となった行為とその時刻を記載していなければならなりません。

講義に関する裁定は24時間以内に文書を掲示して発表します。