ETAP-7 2025/8/16

総評

「モンゴル勢パーフェクトウイン」 

素晴らしく熱い闘いの繰り広げられたラリーモンゴリア2025も閉幕、モンゴルの大平原に秋の気配が満ちてまいりました。例年苦しめられた天候も、今回は安定していましたが、ただ一つ残念なことは、ゾ―モットのビバークは、まさに満月。中天に明るく平原をロマンチックに照らすのは良いのですが、あの満点の星々に会うことが出来ませんでした。。。なによりケイタリングの復活したビバーク。SSERの女性スタッフによる丁寧な料理は大人気!でした。それにゾ―モットの冷えたコカ・コーラは、冷蔵庫のつもりが冷凍庫だった、と言うオチもついて氷コーラの旨かったこと。

さて競技の行方は、MOTO、AUTO、SSV各部門の上位3台、計9台をモンゴル勢が独占。いやしかし、モンゴル勢のラリーへの取り組み、マシンの製作も競技中のサービスも、もうワールドクラスです。それにマナーもモラルも大幅に向上して、世界に出しても恥ずかしくないレベルに成長しています。さらにかつての参加者たちが後ろに回り、息子たちや(娘たちも)若者たち次世代を積極的に支援し、育てている姿に感銘を受けます。

来年からはSSV部門のゼッケンサイズが拡大します。さらにマッドフラップの装着義務をはずします。各部門とも、排気音量の低減を支持します。また安全タンクのパイピングにすこし高次元の仕様を要求することになるでしょう。さらに最高速制限も。

さて、こうして正常進化したこの国のモータースポーツも次のステージに進んでいくことでしょう。最後に、この大会を完走された皆様に敬意を表します。

2025年8月21日
SSER ORGANISATION
代表 山田 徹

ROUTE INFOMATION

■ETAP-7 16 AUG. 2025

BAYAN GOBI ⇒ ULAANBAATAR

SS-1 : 265.17km L: 40.75km TOTAL:305.92km

「デューンを超え、凱旋のウランバートルへ」

ラリーは不思議な日々だ。最終日となると様々な思いが交錯するだろう。 ビバークから、すぐにデューンに一気に駆け上がり、ドロップダウンに注意して下る。 砂の中の森を抜けて、南へと進む。川の流れる豊かな地に出る。川を渡り東へと進む。美しいなだらかな大地を進む。東へ東へと走りやすい道を進む。川が見えてくればゴールはもうすぐ。対向車が増えるので慎重に。遠くに町が見えればSS FINISH。 最低限の給油をして、舗装路を進み旧国際空港にゴールし、セレモニー。 RM2025は、苛烈なゴビに呻吟し、寛容なモンゴルの草原に癒される。

RESULT

DATE / ETAPGENERALDAYSS-1SS-2
16 AUG / ETAP-7RESULTRESULTRESULT--
15 AUG / ETAP-6RESULTRESULTRESULTRESULT
14 AUG / ETAP-5RESULTRESULTRESULTRESULT
13 AUG / ETAP-4RESULTRESULTRESULT--
12 AUG / ETAP-3RESULTRESULTRESULTRESULT
11 AUG / ETAP-2RESULTRESULTRESULTRESULT
10 AUG / ETAP-1-RESULTRESULTRESULT

Photo