ROUTE INFORMATION

 

10/18(金) DAY-1 大船渡→宮古
TOTAL 317.67km DIRT 148.92km (46.88%)

スタートしてすぐに脚慣らしのダートに入る。大船渡の復興が進む街並みを眺めつつ峠をひとつ越えて隣の陸前高田の街へ向かう。右手に震災遺構のマンションが残された街中(今は空き地ばかりだが)を通る。15m以上の津波に耐え奇跡的に残った松の木が復興のシンボルだ。津波の影響から逃れるための高台の住宅地を抜けるといきなりこのラリーのクラマックスである27.45キロのSS1だ。気持ちのいいコーナーが続き、全線あっという間に走りきることができるはずだ。ルートは北上していく。舗装に出たと思ったらすぐにダートへ。何しろダートが多い。全行程の半分近くがダートなのだ。途中、珍しい林道のループ橋を通り国道に出て長いトンネルを抜けて峠を越える。気持ちの良いSS2を走り、ビバーク直前までダート三昧は続く。

 

10/19(土) DAY-2 宮古→宮古
TOTAL 385.40km DIRT 147.14km (38.18%)

ビバークをスタートして、すぐに三陸自動車道でSSへ向かう。この道路は東日本大震災の復興道路として税金で建設されたため無料で通行できるのだ。SSは3本集中している。いずれも20キロ級だ。SS3とSS4は安定した路面でコーナーを丁寧に攻略したい。SS5はスタート後の登りは草や岩が多いので注意が必要。ルートは北上山地を北上していく。途中、カラマツの林を抜ける。紅葉が進み、落葉していたら一面が金色になっているのだが、少しタイミングが早いかもしれない。ルートは南東へ。川沿いの美しい林道を木漏れ日の中走り峠を越えて別な川沿いを下っていく。ラリーストをこれほど気持ちよくさせてくれる場所はそうそうない。ルートは東へ。開けた尾根沿いから川沿いへ。気持ちの良いダートが続く。三陸道を越えると程よいアップダウンとコーナーのワインディングロードが続く。アドベンチャーバイクはスピードに注意が必要だ。ルートは海へ出て三陸海岸沿いを南下していく。リアス式海岸を感じながら、運が良ければ三陸鉄道のかわいらしい車両を見れるかもしれない。

 

10/20(日)DAY-3 宮古→大船渡
TOTAL 287.60km DIRT 118.36km (41.15%)

ビバークをスタートして、しっかりとダートをこなしてSS6へ向かう。SSを抜けるとルートは舗装とダートを程よく織り交ぜて南下していく。うっそうとした森の中を標高を上げて行き早池峰山のふもとに出る。標高の高いエリアなので、雨が降ると寒くて霧で視界が悪いかもしれない。8月の大雨でひどくえぐれて通行できなかった林道がきれいに補修されフラットになっていて、そこを気持ちよく下っていく。座敷わらしがいるという神社の前を通り、伐採・搬出が活発な山の中を抜けていく。林業従事者が優先だ。神社の鳥居をくぐり、競馬場の脇を抜けていく。ラリーのフィナーレは長いダートを抜けた先からちらっと見える広田湾と陸前高田の街だ。大船渡の港を抜けて、ラリーはフィニッシュする。