ラリー用語Miniガイダンス
ラリー用語も使い方では普段の仕事でも役に立ちます。いや、そんなことはないか。はじめてのラリーに向けたカンタンで分かりやすいけど、実は本格的なラリー用語講座です。
■「Rally ラリー」

そもそもラリーという用語の解説を・・・

ラリーとは時間を競い合うイベントのことのみを言うのではありません。語源は「再び出会う」というようなこと。ひとつの場所に大勢で集まるということも広義ではラリーです。一般的には自動車やオートバイなどで、ひとつのルートを1台ずつで走行してタイムを競いゴールでまた再集合するような形態のイベントをラリーと呼びます。

■「Etap エタップ」

ラリーではひとつの行程をエタップと呼びます。レグとかステージとか呼ぶ事もありますがエタップとは原則的にはビバークとビバークの間の1日の区間のことをいいます。特に日数の長いラリーなどで使われます。

■「Special スペシャル」

スペシャル・ステージ=SSとも言います。タイム計測を行う競技区間です。

■「Liaison リエゾン」

移動のための区間で一般道などを法規を遵守して走行します。

■「Scratch スクラッチ」

スペシャル・ステージにおける計測方法のひとつで単純に早い者勝ちです。1位の車両のタイムを0とし、1位に対する遅れの時、分、秒を加算します。ダカールやツールドフランスも同じ方法ですね。

■「Bivouac ビバーク」

語源は山岳用語で、緊急キャンプのような意味ですが、ラリーではエタップとエタップの間。ニュートラルな時間としてのエリアの総称をいいます。ホテルに泊まるときでさえ「ビバーク」といいます。まあラリーのオアシス。疲れた身体を休め食事を取り寝る。マシンを整備する。明日のエタップに備える、という場所のことです。

■「チェックポイント」

CPとも言いますが、通過を確認するためのポイントと、タイム計測などのために運営側が設けたポイントのことなどを言います。

前者は正しいルートを走行しているかをチェックするためのポイント。モンゴルなどのラリーでは一つのSSにあたり2、3箇所設置されます。場合によってはリエゾンにも設定されることもあります。チェックポイントの不通過はペナルティがつきますので、的確に見つけていくナビゲーション能力も必要です。

タイム計測のCPは、スペシャル・ステージの始まりと終わりに用意されます。

■「ブリーフィング」

主催者が参加者に向けて情報を伝える場で、その日のステージの注意事項や変更点、スケジュールなどが選手に伝えられます。前夜に行われることもありますが、通常の場合はスタートの前に行われます。情報掲示板に注意しておく必要があります。

■「パルクフェルメ」

主催者の管理下で競技車両を一時的に保管すること、またはその場所のことを言います。パルクフェルメのコントロールにおかれている車両には、選手、メカニックともに一切触れることができませんから、うっかりと近づかないように注意します。

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