ルートインフォメーション

31回目のTBI。6日間でTOTAL 2,345.26km。ダートは622.39km。昨年の『7月豪雨災害』の爪痕も色濃く、いくつも侵入の出来ないエリアが残り走りながら目を疑うような光景に出くわすことも、一度二度ではありません。しかし、そこに暮らす人々の逞しさも見ることでしょう。今年はCPに変化を持たせています。「コーヒーサービス」があるCPもCafeもあるかもしれませんね。いつもよりやや緩やかな(ややですよ)時間旅行BLUE ISLANDでの「FUN RIDE」を満喫してください。

DAYSDATEDISTANCEDirtstart timeCP
14/29275.3787.2513:001
24/30426.68129.247:002
35/1374.0748.807:002
45/2479.26149.857:002
55/3459.28128.957:002
65/4310.9879.307:001
TOTAL2325.64623.3910

DAY-1:275km DIRT:87km

「瀬戸内を愛で、久万高原へ」

今年初めて使うスタート会場は西条市。そこをあとに工業地帯を抜け久万高原へ。スイーツの待つCP、そして日暮れとともに続く2本のSS。初日は軽い足慣らしそして濃厚な四国の予感を得る、わくわくするような1日。

DAY-2:426km DIRT:129km

「山と海の織り成すダートパラダイス」

南に向えば、とにかく濃厚なダートが連続する。ところどころで海の匂いを嗅ぎ、再び深い山へ。古き良き街並みにも出会い、可動橋も旅愁をあおる。高みから夕焼けの湾を望み日没後のロングダート、そしてSS、ビバークは波音を枕にだ。

DAY-3:374km DIRT:48km

「TBIの原風景を巡る」

まるでレストデイかのような1日にした。観光だ。朝のSSをやっつければ、四万十川へ。沈下橋を2つ渡る。次に、城跡にのぼり、小京都の町並を抜け、水車が並ぶ小川へ。ダートを1本走った後は、四万十川を眺めながらクルージング。いつものパン屋で、そしてダートを少し。その後のリエゾンには、道端に小さなアイスクリーム屋さんもある。四国の絶景ルートを走る。今日のビバークは、高標高の地の施設だ。全般に防寒を考えておくこと。

DAY-4:479km DIRT:149km

「そしてTBIが、還って来た日」

つまり、ハードな1日だということだ。ビバークから山を下り、湖岸から山に入り朝のSSそして山に駆け上がるダートへと続く。ダートを終えると豪雨災害の爪痕を生々しく見る集落だ。トリッキーな川沿いのダートを愉しみ、ダム湖の周りのロングダートに遊ぶ。高台の小さな集落にある、手作りの公園で休憩すれば箱庭のような素晴らしい風景が目の前に広がる。迷路のようなダートを走り南下すると、太平洋に出る。そしていくつものルートのナビをしていくときにTBIの過去の記憶が蘇るはずだ。

DAY-5:460km DIRT:128km

あのロングダートを走る一日。「修験の道、タイムトラベラーになる。」

ビバークを出てSSへ。崩壊のため途中で終わるので、続いてもう一本、ショートSSへ。そのあとは太平洋のシーサイドクルージング。そしてこの日のために設えたかのような!のCAFEがCP。素晴らしい見晴らしの高台の高原から下り、小さな町にでて補給し再び山へ。あのロングダートは何年ぶりに走れるのだろう。ツーリングライダーも多いので注意を。尾根のスカイラインで、ビバーク地へ向かう。

DAY-6:310km DIRT:78km

「競わない、ただ愉しむ。それがTBIだ。」

驚きの光景の中を山を下る。ビバークはとんでもないところにあったことが分かる。空海が開眼したそこは、またわれわれを目覚めさせる。最終日は、とにかくFUN RIDEを愉しむ。四国を横断し、縦断し、四国山脈の峻嶮さに呻吟し、それでも山深いグランドゴールへの距離を刻んで行く。TBI2019のゴールは、つまり次へのスタート地点だ。