彼方へ

 「アドベンチャーラリーの開催に捧げた、日本人の手記」 ボクはそこに、生涯をかけて「追い求めるなにか」のうしろ姿を見た。 あの日から三十年もの時間を費やしながら「追い求めるなにか」のうしろ姿をたびたび見えたものの、まだ指がかからない。

 そのうしろ姿は、きっと砂漠の陽炎のようなものなのか。 追うほどに遠ざかり、あざ笑うかのように、でもたしかに微笑みながら遥かな「彼方」に存在する。 

 

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商品の説明

内容

「アドベンチャーラリーの開催に捧げた、日本人の手記」 ボクはそこに、生涯をかけて「追い求めるなにか」のうしろ姿を見た。 あの日から三十年もの時間を費やしながら「追い求めるなにか」のうしろ姿をたびたび見えたものの、まだ指がかからない。 そのうしろ姿は、きっと砂漠の陽炎のようなものなのか。 追うほどに遠ざかり、あざ笑うかのように、でもたしかに微笑みながら遥かな「彼方」に存在する。

 

著者について

著者 山 田 徹(やまだ てつ)

1955年生れ
京都芸術大卒
水文・水資源学会正会員
文筆家
古書店店主

少年時代に読んだスヴェン・ヘディンの著書『さまよえる湖』や大谷光瑞の足跡に導かれるように、シルクロードや青蔵公路、幻のグゲ王朝遺蹟やカイラスやチョモランマに足跡をのばしてきた。とりわけゴビ砂漠やサハラ砂漠に精通し、中央アジアのアラル海、チャド湖、ロプノールなど水を失った湖とその周辺の文明と現代の政治を研究をしている。カラコルムハイウエイやチベットのマナサロワール湖、カザフスタンのバルハシ湖、モンゴルのウブス湖、ハルヌールなども調査。

地球上の「水問題」を多角的にとらえ、フィクション・ノンフィクションを問わず書き残すことをライフワークとしている。著書『楼蘭の黙示録』では彷徨える湖と楼蘭は、いかに地上から消滅したのかというテーマで水を失った文明の消滅を、その時代と現代の二つの側面から描き『蘇州夜話』では中国大陸の水の危機と人類の滅亡の道筋を描いた。

『アラル海の真珠』(2023/10)では、スラブ・ユーラシアの世界とアラル海が水を失う過程とその復活にかけた人々闘いを描いた。次作『極北』ではツンドラの大地と生命について問う。2024年夏予定。また『彼方へ』の重版を機に大幅加筆し『彼方へ2.0』を出版2024年春予定。ほか著書に『彼方へ』『脱藩』小出版物に『消えた落款の謎』などがある。建築家、クリエイティヴディレクターとしても活躍。日本国内外のラリーオーガナイザーとして著名。

SSER Publishing
SSER Organisation他代表

情報

ページ数:352ページ
サイズ:四六判
発売日:2017年1月1日
価格:1,700円 (税込)
取扱ルート:アマゾン・SSER MALL (この下のリンクよりご予約頂けます)

 

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