ROUTE INFORMATION

 

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Day1 種山ケ原→網張温泉

高原の朝は受付やら車検やらで早くから騒がしく、みなせわしなく動き回っている。エントラントがスタートゲートに並ぶと、風がどうと吹いてきて、草はざわざわ、木の葉はかさかさ、木はごとんごとんと鳴りました・・・ラリーはスタートしてすぐにダートに入る。広葉樹の茂る岩手らしい山の中を走り抜け、五輪峠を越えるとSS1,2となる。コーナーが連続し、草の多い路面は雨が降るととてもスリッピーで集中力が問われる。この日のルートは北を目指す。細く曲がりくねった早池峰の麓の峠を越え開けた場所に出ると、山の中に入りすぐに2か所目のSS3,4となる。ルートは一旦西へと向かう。ふたつの湖をめぐり、七ツ森を見ながらルートはさらに北上する。左手に狼森、右手に鞍掛山を眺めながらビバークへと向かう。

Day2 網張温泉→網張温泉

前半は岩手山をぐるっとまわる観光ルートを盛り込んでいる。31キロ位にある散策路の看板から入った展望台からの溶岩流はぜひ見てほしい。パノラマライン、樹海ライン、アスピーテラインと山岳ルートでは、絶景の紅葉が楽しめるはずだ。ルートは西へ。幾つもの高原、牧場、風力発電所を越えて、このラリーのメインイベントとなる連続する3つのSSとなる。SS5は後半の下りが勝負所だが、雨でできた溝に注意が必要だ。SS6は開けた場所も多く気持ちよくタイムアタックができるはずだ。SS7は狭くツイスティなルートが延々と続く。一瞬たりとも気が抜けない。メンタリティの強さが問われるだろう。湖のほとりのフラットなダートを抜けると、目の前に岩手山がドーンと構える素晴らしい眺望に恵まれるはずだ。ビバークまではもう少しだ。

Day3 網張温泉→種山ケ原

二泊お世話になった網張温泉をスタートし、Day1とは反対側から七ツ森を眺めながらルートは東へ。山へ入る前にタンクをガソリンで必ず満たしておく必要がある。曲がりくねった峠を下るとSS8だ。早池峰山の麓の広葉樹の森を抜けると見晴らしのいい高原へ出る。途中ループ橋のあるダートを通り、広葉樹に囲まれた気持ちの良い高原をいくつも抜けてダートを楽しむ。この日はガソリンがとても厳しい。必要であれば、少しルートを外れて給油へ向かう。最終のSS9は雨が降ると前半の草の路面にアドベンチャーバイクは苦しむかもしれない。大規模なソーラー発電所の脇を通り森へと入っていく。最後のダートは雨の影響で少し荒れている。森を抜けて高原へ出ると、風がどうと吹いてきて、草はざわざわ、木の葉はかさかさ、木はごとんごとんと鳴りました・・・素晴らしい高原の眺望を楽しみながらラリーはゴールを迎える。