お疲れ様です。仙波です。

雨が降るごとに秋風が吹いてまいりますが、愛媛県地方の一部の地域につきましては雨による災害が多発しております。四国の中心の路線が通行禁止となり、四国への交通手段は麻痺しました。昔はなかった道路でありますが、あるものがなくなれば困るものです。当たり前か？それにしても今回の集中豪雨は大災害でした。

話は変わりますが、以前山田さんのOVにもありました「モーターサイクル・ダイアリーズ」 http://www.herald.co.jp/official/m_cycle_diaries/index.shtml という映画が今後公開されます。その映画の製作指揮官ロバート・レッドフォードが昨日NHKでこの映画について少し語っていました。曰く、「バイクとは性格を持つ乗り物である。バイクに乗っていてそう感じる人がほとんどだろう。なぜ？そう感じるのか？それは、バイクは旅に連れて行ってくれる乗り物であるからなのである。だから相棒となるのだ！」とロバート・レッドフォード氏は語っていました。バイク乗りは本当にそう感じていると思います。バイクには一台一台性格があり、すねる時もあればその場を動こうとしなくなったり、すごく調子がいいときなどホントいろいろです。
それは、そのバイクとの共存した時間とも比例するようにも感じます。それを手に入れることにより旅立ったことで人間と機械の関係ではなく人間と人間の関係になるのでしょう。バイクは鉄馬と言われるが、馬ではなくてネバーエンディングストーリーのファルコンであるような気もしますな〜むかし、福山雅治もテレビでバイクのことについて語っていた。「自分が最初にカブに乗って走り出した時このまま俺はどこまででも行ける！」と感じたそうです。バイクというものはそういうものである。何故かまたがった瞬間このままどこかに行ける！と思うのである。そして、今までにない世界が広がるように感じるのである。

当店でBMWを買っていただいたお客様の中には、買う前の商談中に僕にこう言いました。「僕は始めてバイクに乗る。自分がバイクが好きかどうかも解らない。でも、バイクに乗れば今と何か変わるような気がするんだ。何か変わるかね？」と質問されました。僕は「変わります。一緒の場所でもバイクで行ったときのその過程、その景色、すべてが違って見えると思います。」そのお客様はある企業の社長様でベンツで来店され、すこし話しにくい感じの方でしたが、今では当店の、ツーリングにほとんど参加され今年は北海道も一緒に行きました。ご友人のご紹介もしていただきます。BMWからBMWへ乗り換えもされました。
ということはお客様は”バイクのある生活”に満足されていると思います。そして、今までの自分とは変わった生活のリズムになられたのでしょう。自分にとってもすごくうれしいことです。

バイクに乗っていない人は、バイクに乗ってほしい。雨の日はカッパを着てください。雨が服にしみ込んでみて下さい。雨を顔に受けてください。森のにおい、ある交差点を曲がったにおい、ある交差点を曲がった温度を体で感じてみてください。危険から体を守ろうとウエアを選んでみて下さい。そこには、今までにない世界が確実に広がります。

やはり人間の生まれ持っての宿命は”旅”に出ることではないでしょうか？自分自身まだ旅というものを経験したことのない人間です。僕も旅に出たい！いや出よう！愛しのファルコンに乗って！！