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No.010
2000/03/08

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 いよいよシーズンの始まり。4月1日のSuper-N(開幕戦ですね)を皮切りに、ぼくの取材活動も本格的にスタート。それが一段落するのはたぶん11月のシックスデイズエンデューロが終了してからということになるでしょう。それまでは息をつく暇も無いほど(オオゲサかな?)のスケジュールです。取材の合間を縫って、自分でも競技に参加したり遊んでしまおうとするのですから、忙しいのは当然といえば当然です。時には「ちょっと無理かなぁ」と思う時もありますが、それでも「やっぱし行こう!!」という気持ちになれるのは、いろんなライダー、仲間に会えるのが楽しみだからなんですね。この種の競技会っていうのは、単に試合の場であるということだけではなく、スポーツマン同志の貴重な交流の機会なんだ。と、そういうことはマツモトさんも言ってましたが、その通りだと、ぼくも思います。同じ人間、いつもの顔ぶれであっても、競技会の場ではまた違った一面を見せてくれます。特にレーシングの"場"には強力な法則性が存在していて、それが緊張なり興奮を造りだし、みんながいい顔をしています。そのなかできちんとした大人で有り続けるには努力が必要な場合もあります。できることなら、こうした機会を人間性の成長に結びつけたいですね。
  いろいろな競技のなかでも、ラリーなんていうのはそうした機会として本当にピッタリだと思いませんか? 例えばSuper-Nもそう長い距離ではなく、時間も日没から深夜までと短いものですが、闇の中で「一秒でも速く!!」と自分を追い込んで行くことで、日常とはかけ離れた精神状態が出来上がります。そのなかではどんな人でも冷静ではいられませんが、しかし大人であることは常に求められているのです。それに失敗することは競技からの離脱を意味しますし、時には自らを危険にさらすことにもなってくる。ぼくなんかはちょっとキレては、また戻ってきてという繰り返しで、ゴールする頃には平静をよそおいながらも、実は錯乱気味という感じになってしまうのでタイヘンなんですが、本当は走りそのものと同じぐらいにその精神状態が楽しいんですね。「まだまだ修行が足らんなぁ」と反省しつつの帰路もまたいいものなんです。そうしていくうちに、きっとストロングなメンタリティを獲得するんだ、なんて期待しているんですけどね。
Super-Nにツールドブルーアイランド。もうすぐです。

 

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