お問合せ/住所

 

 

No.65
2003/12/27

<< No64(2003/12/16)

No66(2004/01/23)>>

お正月のダカール見物

■いよいよ2004ダカールラリーのスタートが近づいてきました。数多くのモータースポーツイベントの中でも、格別の知名度を持つパリダカですから、雑誌、専門誌はもとより、新聞、テレビのスポーツコーナーでも事前情報(プレビュウ)からいろいろと取り上げられます。すっかりお茶の間に浸透した感あり。ぼくもこの季節になると、気もそぞろとまではいかないまでも「ダカール、ダカール」と気になってしょうがないですね。

■ダカールの映像といえば、一種の定型と化したとも言える例のヘリビュウがあります。最近では撮影技術が高度になってきたようで、単にヘリコプターで追跡するだけではなく、望遠レンズを使った巧みなアングルが目立ちより新鮮にうつります。人々がダカールラリーに惹きつけられる理由もいろいろとあると思いますが、このヘリビュウに象徴される「金に糸目をつけない映像表現」によるところも非常に大きいのだろうと思います。2003年のKTMのプロモーションビデオ「FAST FORWARD」はご覧になりましたか?? 言うまでもなくKTMの宣伝のためのビデオですが、そのなかにやはりダカールの映像があります。短いビデオですが、見た瞬間にイッちゃいそうな、そんな魅力がやっぱりダカールの映像にはあるんですね。

■でもぼくの場合には、そういう映像を見ても、実はあまり「ピンときていなかった」というのが正直なところ。砂漠といっても砂丘といっても見たこともないし、道もないのにフルスロットルでずーっと突っ走っていける大平原なんて、ちらりとも見たことがないわけです。Bajaやネバダの砂漠なら見知っていても、そういうのとは、ちょっとスケールが違うのがダカールのソレだった。それが2000年、2001年のラリーレイドモンゴルでガラりと変わった。今まで知らなかった広さや広がり、圧倒的な大きさの体験。それまで漠然としたイメージでしかなかったダカールの映像が、モンゴルでの体験を通じて実にリアルな輪郭と手触りを持つようになった。一気にガツンとリンクしてきたわけです。もちろん北アフリカとモンゴルではずいぶん違うものだと思いますが。

■ぼくにとっての2004年ダカールラリーにおける注目選手は、なんといっても日産の池町佳生と同じく日産でこちらはチームドスードの三橋淳、この二人です。トップカテゴリーではないので、活躍ぶりは目立ったものにはならないのだろうとは思いますが、テレビや新聞でその名前が出てくるのを楽しみにしたいと思っています。言うまでもなく、三橋淳、池町佳生ともに、2輪のライダーとして活躍してきて、すでにダカールで好成績を納めてきました。この二人がライディング技術に併せて持っていたのは、他のライダーになかなか見ることが出来ないマネージメント能力だったと思います。きっと、ダカールのような競技ではその能力が高く問われるのだろうし、それを持ち合わせていたからこそ、彼らは自然に、そこに活躍の場を見つけていったのかもしれません。

■そんな彼らへの思いと、モンゴルで体験した大陸の思い出、そしてラリーのルートをマーキングした北アフリカの地図を傍らにして、お正月はテレビでダカール見物。みなさんは誰を応援しますか?

www.bigtank.cc

MENU
No211 No212 No213 No214 No215          
No201 No202 No203 No204 No205 No206 No207 No208 No209 No210
No191 No192 No193 No194 No195 No196 No197 No198 No199 No200
No181No182No183No184No185No186No187No188No189No190
No171No172No173No174No175No176No177No178No179No180
No161No162No163No164No165No166No167No168No169No170
No151No152No153No154No155No156No157No158No159No160
No141No142No143No144No145No146No147No148No149No150
No131No132No133No134No135No136No137No138No139No140
No121No122No123No124No125No126No127No128No129No130
No111No112No113No114No115No116No117No118No119No120
No101No102No103No104No105No106No107No108No109No110
No091No092No093No094No095No096No097No098No099No100
No081No082No083No084No085No086No087No088No089No090
No071No072No073No074No075No076No077No078No079No080
No061No062No063No064No065No066No067No068No069No070
No051No052No053No054No055No056No057No058No059No060
No041No042No043No044No045No046No047No048No049No050
No031No032No033No034No035No036No037No038No039No040
No021No022No023No024No025No026No027No028No029No030
No011No012No013No014No015No016No017No018No019No020
No001No002No003No004No005No006No007No008No009No010