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No.016
2000/05/30

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最近のホッカイドウ放談

■せっかく北海道在住なのだから、みなさんにたまには最近の北海道のこともお伝えしなければんなりませんね。北海道のモーターサイクルシーズンも本格スタート。ぼくも毎週、山に行って走り込んでいます。ついでに怪我なんかもしちゃったぐらいにして、我ながら元気そのものです。みなさんもご存じのヒダカツーデイズエンデューロが中止、またシーズン緒戦として人気のあった美幌カップエンデューロも今年は休止。存続している各レースもエントリーは少なめでブームが完全に去ったことを感じさせます。特に、北海道のライダーのひとりとして、地元ライダーとして誇りに感じていたヒダカの大会が無くなったことはとても残念です。ブームが去ったということは、言いたくはないことではあってもそれが現実で、この後に何を残し、育てていけるのかというところで、ぼくたちのこのスポーツに対する愛情の真価が問われるわけです。「遊びなのに、なにをそんなにムキになって…」と言われることが多いぼくなのですが、じゃあ遊びなんだから、テキトーにヘラヘラやっていればいいのか、だったらわざわざバイクなんて乗らずに酒でも飲んでカラオケやってりゃいいじゃん。と言い返したいぼくなのでした。

■北海道の人は羊の肉をやたらにたくさん食べます。ジンギスカンというヤツで、臭味のあるラム(子羊)肉を鉄板で焼いて食べるんですが、最近、北海道新聞でこれについての小話があって、ちょっと興味を持ったので要約して紹介します。モンゴルからの留学生がこう言いました。「我らの誇りであるチンギス・ハーンを、ジンギスカン−−成吉恩汗−−などと呼ぶこと自体がけしからん。しかもそれを焼いてタレをつけて食べるなど言語同断。北海道人はまったくもってけしからん」ということです。しかも、流浪の果てにモンゴルにたどり着いた源義経こそがチンギス・ハーンであるという伝説とも言えない物語についても冗談ながらに激憤していたそうです。そりゃまあ、そうでなんでしょうね。

■ぼくも、この『羊肉の鉄板焼き』は大好きで、バイクに乗って山を走った後、ビールと一緒に味わったり、その残りを朝になってまた食べたりというのも大好きです。で、今更これをジンギスカンと呼ばすに『羊肉の鉄板焼き』と呼べと言われると困ってしまいます。何しろ、子供の頃は、焼き肉という言葉を知らず、肉を焼いて食べることをジンギスカンと言うのだと思っていたぐらいですから…。

■話は前後してしまいますが、だからといって、最近の北海道のレースシーンはつまらないというわけではありません。ライダーの世代交代も進んでいますし、それなりに盛り上がってはいます。これはどこの土地でも同じなのかもしれませんが、北海道を出てどこか違うエリアのレースに参加するというライダーがまだまだ少ないですね。アマチュアの趣味ということを考えれば、費用にしろ休暇にしろ負担が大きいというのは事実ですが、もう少し全国的にライダーの交流が広がっていけば楽しいのにね。でもそれはライダーの責任というよりは、シーンを形成しているもの全体の未成熟ということがいえそうです。底辺があり、中間層があり、トップランカーがあり、一部にプロがいる。そんなスペクトラムを作るには、何が必要なんでしょうか。広域な選手権がないような現状で、これは望みすぎでしょうか。

 

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