Organisation Voice 2001/10


2001/10/31 (水曜日) 

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早いものでもう11月だ。と思ってたらガストンもやってきて明日からは再び信州に向けて旅に出る。「いやあ、もう旅から旅の旅ガラスだねえ。」って感じです。信州!紅葉の盛りですねえ。今回は少し時間の余裕を見つけて、ガストン、ジャンピエールたちと黒部アルペンルートや、栂池のほうにも足を伸ばそうかなあ?ついでに、福井の恐竜博物館にも行ってみようかなあ!と思っています。皆さんどうですか、いまからでも大丈夫!エッ大丈夫じゃない!信州にお運びくださいって言おうと思ったんだけど、ホテルはもう満室のようですねえ。で、例のTV放送!パーティーの最中なんでいっそそこで流そうかという話、困った。今年の競技?方法も面白そうですよ。

きょうの一枚
恐山の紅葉!ツールドニッポン試走チームは、恐れ多くも恐山にルートを伸ばした。恐山に向かう林道は、美しい渓谷沿いなのだが、山頂が近づくにつれ、硫黄の匂いと共にせせらぎが、なんやら温泉っぽくなってくるんです。近くにあった温泉に慌てて飛び込んだ事は言うまでもありません。


2001/10/30 (火曜日) 

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ごめんなさい、またまた例のTV放送の時間が変更になって、11月3日と10日のそれぞれ7時から8時までの間の、1/3時間くらいだそうで、そうTV朝日っス。中身は恐竜の谷に恐竜を探し?に行くのですが、まあ見てください。いや、あまり見ないで、あっいや見て欲しい!というくらい複雑な心境ですが。さて週末は信州!僕の事務所の前には何故か、ニューカラーリングの1150GSと650GSが止まっているではありませんか!それに週末にはBMW-JAPANさんからはさらに3台のデモ車が届きます。ヘッヘッ!で僕のR80G/S-PARIS-DAKARは今回は出撃中止だ!前回のトラブルからまだ、治っていないのでした。その間に僕たちはいろいろと、例えばパリダカに行くラリーカー台を完全復活の日々を送ったりと、マイガレージは、一日たりともコンプレッサーのうなり声や、溶接の火花の散らない日はなかったのでありますよ。そんなラリーカーも今は、ルアーブルの港へ向かう船上です。いったい僕たちの旅はいつまでそして、どこまで続くというのでしょうか。

きょうの一枚
ヘッヘッすごいでしょう!ヘッヘッヘッ、ヘックショーン!


2001/10/29 (月曜日) 

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ツールドニッポンの試走の北海道パートと東北の一部が終了して、設定したルート1400km、それに対して松山からの往復の距離は3000kmと言うタフさ。このあとガストンライエ・ミーティング、ガストンライエ・クラシックのふたつのイベントが終わると、再び東北は十和田湖から南下するルート制作に入ります。さらに、このあと先発班はパリに向けて出発。その一方で、僕は年内いっぱい、「本当に行けるのだろうか」と、仕事の山の前に立ち尽くしていることでしょう。もうひとつの心配の種、「世界情勢の不穏さ」も目に余るものがあります。ふりかえってみれば1991年の湾岸戦争のときのパリ・ダカールや、翌年のパリ・ルカップ、そしてソ連の崩壊や東側陣営の崩壊に揺れたパリ北京やその当時のヨーロッパ。ちょうどベルリンの壁の崩壊も、チャウシェスクの追放と粛清もパリでTVに齧り付いて見たものです。ちょうど世紀末に向かう90年代初頭、まず世界の枠組みが変わりました。まるで資本主義が社会主義に勝利したと言う訳です。東西両陣営そして冷戦構造の終結です。そのたびに今年のパリダカは開催されない!とうわさされたものです。そしてそれから10年。想像すらできなっかった事件が世界を震撼させました。「 21世紀は、新しいカタチの巨大な対立の時代なのか」と誰の心にも強烈な衝撃を与えました。それは言うところの文明の衝突です。資本主義対社会主義という、比較的まだ分かりやすいイデオロギーの衝突の時代から、かなり分かりにくい宗教と近代国家という構図に変わったわけです。言い換えれば、違う価値と行動基準を持つもの同士の対立です。全く取り付く島がないとはこのことです。そしてコレを文明と非文明の対立と見るのもおかしなものです。つまり豊かな国家にしか社会保障などを篤くすることによってしか、宗教による国民支配から自由になれる道はないのではないだろうかと思う。つまり貧困は宗教しか救いがないのではないのだろうかということに行き着く。
このパリダカールはそういう意味で、西欧主義の権化が、西欧化イスラム圏内で砂漠を舞台に戦うのです。言うなればコレもひとつに文明の衝突!なのかも知れません。このラリーが砂漠の民に幾ばくかの豊かさと、夢を与え続ける事が出来るのであれば、まだ道は見えるのだろう。
もう一度そのサハラのど真ん中、イスラム圏で僕は考えてみたいと思う。地球環境問題などどうでも良くなってしまいかけてる、アメリカや日本、についてだ。その日本、ツールドニッポンのHPに情報を集めています。

きょうの一枚
羊蹄山、シリベシ山とか蝦夷富士とかって言うこの山。実はこの地に四国の人が入植して3年目に見つけたそうなのである。「なぜか」それほど深い原生林が広がっていて、開墾をしていくうちに見つけたそうな。この近辺には上質な露天風呂の温泉も多い。ツールドニッポンDAY-2/4月29日のビバーク予定近く


2001/10/26 (金曜日) 

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4月29日のルート制作レポート
この日はクッチャロ湖畔の宿を後にロングステージに旅立ちます。宗谷岬は吹雪、もう北海道は北から確実に冬がやってきてます。宗谷岬に伸びるダートの中で、大きな鹿に出会いました。それは立派な角を天に向けて、まるでモニュメントのように微動だにせずこちらを眺めていました。僕もそんな場所にモニュメントがあろうはずも無いのに、そうだろうと思ってクルマが近づくとサッと身を翻して森に消えていく後姿に、ささやかな畏敬の念を覚えました。そう朝のクッチャロ湖で見たシベリアから今飛来して、まさに今、湖に着水しようとする編隊飛行中のオオハクチョウの、そのイメージとは似ても似つかない頑丈そうな黒い足や、そのたくましい生命にも同じような気分を覚えたものでした。野生に生きるということの持つ神がかりな力や美しさがこの北の大地にはありますな。オホーツク沿岸では、やはりかつて読んだ司馬遼太郎先生の「オホーツク紀行」にある、古代オホーツク人といわれる古代人の竪穴式住居がこんなとこに在って、こんな厳しい大自然と対峙していたのかと思うと、これまた感慨深いものがあります。宗谷岬を回り込むとこんづは風力発電の大きなプロペラの林立に驚きます。環境にやさしい発電は景観を破壊してることおびただしい、こりゃあだめだ。で、北海道を旅するのは飯の食い方が難しい。遅い昼をラーメンで済ましたら、毛がにやウニのご馳走にもてなされて、腹ペコで我慢してたら、結局食べるところが無くてコンビニでおにぎりを買って食べる晩御飯になったりなのである。さて、明日はイヨイヨ北海道ステージを終わらせて本州に上陸する予定なのだが、今月は月初めのモンゴル以来よく走ること、なのである。あそれとモンゴルのTV放送は11月10日と17日に延びました。日本シリーズのせい?


2001/10/25 (木曜日) 

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ツールドニッポン試走レポートがいよいよ始まります。
10月24日DATE4・28芦別〜浜頓別約320km
芦別市内の旅館で春木氏と枕を並べて爆睡、というのも昨夜は芦別市のロータリークラブやJCの皆さんの大歓迎を受けて、毛がにやウニやひらめやイクラに、あーあ最後に出てきたいくら丼なんて、箸もつけられなかった、のです。今大会の公式行事はこの町で始まる予定です、車検は4月27日28日の2日間に分けて深夜まで行われる予定。28日午後からは市長さんも参加いただいて開会式、市内でプロローグSS1、そして素晴らしい風景の中を北に向かってリエゾン。途中のひなびた町で遅い午後の食事のために、やっと見つけたのが今日の一枚の食堂。ラーメンが驚くほどうまかったんのですが、残念ながらオンコースから外れています。併催を予定しているスマート・エコチャレンジのためのルートもあわせて計画しなければならないので、試走もかなり神経を使いますが、どちらにしても今日一日のルートもとても気に入ってます。明日は朝のSSを打ち合わせして宗谷岬の再スタート地点に向かいます。ぜひご期待ください。
あそれから、ガストンライエミーティングとクラシックには、ガストンの友人のジャンピエールというフランス人もやってきて走りますので皆さんお楽しみに。今年のモンゴルではDR350で、思いっきり楽しんでいました。


2001/10/24 (水曜日) 

大会のプレ会場となってる芦別市にお邪魔しています。車検会場、開会式会場など、また私有地をお借りしたプロローグ会場などが決まりました。従って芦別市で車検プロローグを済ませて、宗谷岬のある稚内へリエゾンとなる見込みです。明日は画像付で詳しいレポートをお送りいたします。


2001/10/19 (金曜日) 

大変お待たせいたしました。やっとモンゴルからの帰国便の通関が終わりました。って言うか今の通関事情はすごくなってるみたいで、聞いたところによるとコンテナまるごとレントゲンを撮るらしいよ、本当かねえ。で、とにかく時間がかかる。最近の国際情勢を反映してるんだろうけど、こんな部分だけを見ても、ひょっとしてテロは成功だったんだなあ、って思っちゃう。これから人々の心の中に、常に不安とか、どす黒い恐怖を与えた訳だ。明るく元気に振舞うのも難しいのかなあ。さて昨日から、パリダカの個人スポンサーのお願いをUP!しました。ネイビーカラーのちょっと厚手のアメリカ製のオーバーオールに、TEAM SSER/TEAM SUGAWARAのロゴが入った、記念ウエアをお申し込みいただいた方、全員に進呈。また100口に到達したら抽選で、ヨーロッパへ1名ご招待!ってのもやります。

<<ご案内>>
チーム内のサポートカーに1席の余裕があります。パリダカに将来参加してみたい方や、カメラを持って現場を見てみたい方には最適です。もちチームのめかをして頂ける方になら最高です。費用は直接TSOにお支払いいただくエントリーフィーのほかには、シート代金(価格はお問い合わせください)その他、エアー、ホテル代などが必要です。ご興味をお持ちの方は、いそぎお問い合わせください。


2001/10/17 (水曜日) 

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台風接近中で、雨が続いてます。やっとRRM2002のインフォメーションのパンフを入稿しました。来週はじめには印刷が上がるので、すぐにも発送しますのでご希望の方はどんどん申し込んで下さいね。捨身がたくさん!使ってあってステキですよ。それからガストンライエミーティング!バカジャでは全てコマ図走行って書いてありましたがご心配なく。ツーリングマップルも併用しますし、すごいマップホルダーなんて必要ないですよーだ。別にツーリングだから、例えば仲間にナビゲーションさせといて、ミスコースしたら「なんでよー!」とかって怒る、なんて裏ワザも使えるぞ。どちら魅しても愉しい信州の休日を過ごしましょうね。今年はガストンも「ゴメンゴメン、ゆっくり走るからね」と申しておりました。

さてきょうの一枚
モンゴルの大地を行くラリーカー、来年は参加者が多くなりそうな予感。なんて毎年思ってるんだけど。参加しやすくするメニューも考えてて、ローンのシステムもやっと完成。7年前から言われてたのにね。とにかく一度参加してください、あっいや一度といわず何度でも。毎回精一杯のルート作りでお待ちしてまあす。


2001/10/16 (火曜日) 

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そうそう、テレビ朝日で11月3日(土)と翌週の2週にわたって午後の7時から8時までの間で、モンゴル恐竜の化石発掘物語が放送されます。ホントはコレマジって番組の中。でもこの土曜日はどちらも、SSERのイベントの本番中!なのだ。で、最近僕が凝ってるのといえば、この恐竜の化石発掘!あの恐竜の谷の、なんと化石密度の高い事か!2時間も探せば出て来る出てくる!モンゴルの研究者もビックリ!今度は日本モンゴルの合同発掘調査隊を組織しようという話になったぞ。ラリーレイドモンゴルの開催中の大発見は、科学史に載っちゃう!秘密の場所だったのになあ。で、このテレビの中では僕と菅原さんも出演するから、笑をこらえてみてくれい!だって「あっ今の、もう一回言って!」って世間話を何回かやり直さされるんです。で逸見太郎君ってタレントとも仲良くなっちゃった。そうそう、その上来年のRRMには、T田S治ってタレントもエントリーするらしい!どうも恐竜とタレント、この似て異なるもの達との関係やいかに。モンゴルの恐竜の権威との酒のみ話、「どうして恐竜は絶滅したんだろう?」「それは巨大化したからだ。」人間も今の現実は、それに良く似てるという。しかし」恐竜は2億年近く栄えたって言うのに、人間は100万年!コレで絶滅の危機に瀕してる?んだから恐竜よりアタマ悪いのかも。だいいち、あと1億9千万年もその存在が維持できると思う人はいないんじゃないでしょうかねえ。

きょうの一枚
話は変わるがRRMのメディカルテント、このドクターはモンゴル人で僕の仲良し。アメリカの大学で医師の資格と臨床の経験を積んでるので、相当できる。っで彼が実は僕の化石発掘の先生でもある。暇さえあれば、どこにいても地面をにらめっこ石器から珍しい石、そしていろいろな化石を見つけてくる。次に会うときは、カシオのツールコンセプトを持ってきてって頼まれた。だれかあ!


2001/10/15 (月曜日) 
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こんな事をしている暇はないなあ、と思いながら思わずLTに乗って九州をツーリングしてきてリフレッシュ。まあなんと日本は好景気なことか!と思わせる山並みハイウエイでした。だってバイクバイクバイク!殆どがハーレーや高級車(お前の乗っ取るのが一番高そうやないか!)でクルマクルマクルマ!ポルシェを抜いたと思ったらまたポルシェ!ケーターハムセヴンの大群!立錐の余地のない駐車場!どこのパーキングもまるでイベント会場!「どこが不景気じゃい!」と怒りたくなるのは絶対僕だけじゃない。でも社会が成熟してきてる故の豊かさでもありどこか嬉しい、そう20年近く前のヨーロッパに少し似て来てるような、そんな気がした一日でした。

さて、話は変わります。走りながら考えたんだけど、人間の人間たる所以の発明はなんだろう、と考えた。ひとつには「火」の発見とこれの支配。これによって明確に動物たちと一線を画したんですな。煮炊きした食物は驚くほど旨く、また食べやすく、そして消化に良い。これで頭脳が発達したっ手のも、うなづけるじゃん。で、もうひとつの発見にはに僕は「時間」だと思うんじゃ。時間の概念の発見と管理は、さまざまな事をまさに加速させた。で「ラリ−レイドは新幹線」という理論に行き着いた。有史以来、人類は旅をしてきた。旅はまたその速度を競うものであったことに異論をもたない。例えばシルクロードを旅する隊商が、より速く西安に到着し、他の隊商より早いがゆえの権益を独占したいとした事だろう。また、ヨーロッパへも一日も速く帰り着いて、土産話とシルクと陶磁器を市場に供給したいと競い合ったことだろう。軍事に至っては、さらに時間の短縮を求められる。この時代のころから人類は、こうした概念においては何も変わっていない。今でもより速い移動手段を求めて、リニアモーターカーにまでいたる。東京ニューヨーク間を一時間で飛び越える事になれば、人々は惜しげもなく、そのエクストラフィーを支払うだろう。
そして、もともと時速4km/hで歩いていた人類が、馬に乗るようになる。とみるみる事故のリスクは拡大する。おそらく落馬によってだ。そして自転車に乗り、オートバイに乗るようになって、より速く移動するという夢と言うか本能は、ますます多くの血を求めた。航空機の発明とその発達もまた事故とは無縁でなかったでしょう。つまり速く移動するという行為の殆どは、モーターなどの推進器が必要で、それをコントロール(制御)するためには人間の全知全能が必要だった訳です。そんな過去から未来永劫に変わらぬ人間の本能、「速度への挑戦と、安全の確保」そうですまるで新幹線が、300km/hの世界を実現しながら無事故の記録を伸ばしてるように、ラリ−レイドは全く同じような考え方なんじゃあないか。と思います。古い友人が「無事これ名馬」といいますがこれは実は「速い、しかし事故がない、それを名馬という」が正しい。

きょうの一枚は、そんなマシンがパリダカ用に、僕のガレージで着々と出来上がっています。奥に見えるのはラリーカー、もう一枚の4枚のドアーはサポートカーで、菅原さんのチームとSSERとで合同運用して、エアメカが僕たちの言う「グランメカ」になっちゃった訳です。この他にもサポートカミオンも走りますので、本当に日本からのプライベーターはこれからが、チャンス!


2001/10/12 (金曜日) 

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実はまだ発表してなかったんですが、パリダカに行こうとクルマを作っております。チームは菅原さんとこのチームスガワラに合流して「チームスガワラWITH SSER」みたいな感じなんです。ですから競技用のカミオン1台、同じくランクル1台、サポートクラスにカミオン1台、ランクル1台の計4台体制。でで、このサポートカーのドライバーは誰でしょうか?というのがきょうの問題!難しいかねえ?

さてそうはいっても昨今の国際情勢下で、開催に向けての調整は並大抵ではないでしょう。正常に開催にこぎつける事が出来れば、良いんですけど。ことほどさように、世界中のイベントや国際会議が中止になったりするのは、やはり彼らの思うつぼのような気もします。世界経済は極端に緊縮してきてます。もはや世界同時不況、世界恐慌だといえます。今後のテロ対策の最大のものは、「恐れずひるまず」あれっ、このフレーズどこか出来た事あるぞ、と思ったら小泉さんの構造改革を語るときのマクラコトバではないですか。そうその「おそれずひるまず、能天気に陽気にワールドシリーズだあスーパーボウルだあ、海外旅行だっ!デズニーランドだあ!って今まで以上に大騒ぎをする事です。世界中でビッグイベントが目白押しなら「ああーあ、やっても逆効果かいなあ!」って思ったり「もー、どれを標的にしたらいいんかわからん!」とか、とにかくビビラないことがテロ対策の最善の策ではないのいでしょうか。
景気回復にも良いしねえ、でテロ対策法の国会審議も面白いんですが、海外旅行者には20万円の補助とか、そーそー昔あった何だっけ商品券、レジャー施設に使えるやつ。そんなの配りましょうよ。「テロ対策自衛隊より、ノーテンキ作戦」ゴメンナサイ不謹慎がすぎました、しかしホントですぞ!恐れずひるまず!いたみを伴なう!ですぞ。

きょうの一枚
モンゴルでの1コマ。体に合わず大きな自転車ですね。そう昔で言うところの三角乗りでしょうか。でもフレームが今風だからライディングフォーム的には三角乗りではないのかもしれません(どうでもいい)。ちなみにスポークにキラキラとした樹脂の装飾パーツをつけるのがモンゴルお子様自転車界での定番のようで。


2001/10/10 (水曜日) 

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今日は、体育の日!だったんですが、いつの間にか「ハッピーマンデー」とかいって3連休を取るために、あの歴史的な感動の「東京オリンピック」の開会式の記念日をずらしちゃったんですねえ。まだ小学生だった僕は、あのファンファーレの音階や、美しくデザインされた亀倉雄策の手によるポスター、日本の美意識と選手たちの美しい緊張のバランス感の表現に感動したものです。開会式の目玉、多分日本ではじめて公式の場で奏でられたシンセサイザー!「富田勲さんの電子音楽が奏でられております。」というアナウンサーの絶叫に、子どもながら、すこし「さぶっ!」と引いたが今でも忘れられません。まあそれほど僕たち世代に、東京オリンピックが投げかけた様々な、表現力。言うなればヴィジュアルアイデンティティのようなものは、大きくてすばらしいものだったと思います。これでデザインを目指したのだとは言いませんが、たぶんにデザインとイベントの美しいバランスというような潜在意識は持つようになったんでしょう。さあ、これからオリンピックではないんですがナショナリズムの台頭が目覚ましくなり、世界同時右傾化が進みそうな気配です。まあそれも百歩譲るとして、今度のアフガン空爆、間もなく地上部隊の投入に出口はあるのでしょうか。もう軽く氷点下のあのエリアで、上手くいくとは思えないのですがねえ。また泥沼化、世界経済の実質的な破綻。世紀21の最初の主役は、間もなく現れますね。

きょうの一枚
コントロールフラッグです。FIAの公認ラリーではこうした規定の図のコントロールフラッグが使われます。でも計時とスタンプマークが並んでるのってあり?


2001/10/09 (火曜日) 

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皆さん、ご無沙汰を致しております。今日は久しぶりに自分のデスクで、自分のパソコンに向かってOVを書いています。振り返れば、この数週間は世界的にも驚くべき衝撃の日々となってしまいましたね。世界の趨勢や人間のありようなど、いろいろと考えさせられたりしたことや、恐竜の化石探査の事、等などをいろいろとしたためて見ようと思います。
さて、僕の愛読書?サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」では冷戦崩壊後の世界秩序について詳しく述べてあります。まさにこの書こそが、衝撃であったわけで、今回の戦慄のテロは、言ってみれば彼の予言が、そのまま現実のものとなったともいえます。つまり世界の中にいくつか存在する、全く理念を異にする文明が、衝突をしている訳です。正義とかじゃなく信念の部分なんですな。ところで僕が驚いたのは「報復」という言葉、どちらかというとこのイスラム的な言葉が、日本やアメリカなどの民主主義国家の新聞の一面を賑わせていたことです。つまり民主主義の精神では連鎖が連鎖を生む「報復」という行為は既に過去に排除されたのではなかったんでしょうか。じゃあ身内を殺された被害者の家族は、司法に委ねることなく、自ら加害者や、それを匿っているかも知れないと思われる人を攻撃する事が許されるのでしょうか。近代社会ではこの報復という行為を、排する事で秩序を保ってきたのではないんですか。例えば関税を相手国がかけてきたので、報復関税をかける!なんてのも民主主義的には違和感を感じていたんです。かつての AMD構想「もし核攻撃を受ければ必ず報復の核兵器が打ち込まれる、相互破壊確証システム。」これもかつてアメリカが莫大な予算をつぎ込んで進めてた話で、その考え方こそ違和感なんて言葉では言い表せないほどのものを感じていました。
実際のところ、今回の事件とその後の対応について正しく表現するならば「犯人逮捕のために、武装した警察隊を派遣する。」とするべきでしょう。巡航ミサイルなどを打ち込む事に意味があるのでしょうか。こうした無差別に見えるような(そうであっても、そうでなかったとしても)形の報復攻撃こそ、彼らテロリスト達が待ち望んでいた事のように思えて仕方がありません。
今回のテロが許されざる行為です。しかしあえてアメリカには言いたい。彼らは今まで一度もしたことのない反省をするべきでしょう。かつてネイティブ・インディアンを大量虐殺して国家を建設した彼らは、たとえば東京大空襲で 10万人の市民を焼き殺し、広島・長崎では 30万人近い一般市民を、殺戮し尽くしても「正義、当然である」と貫き通さなくてはならない程度の脆弱なアイデンティティしか持たないのです。それがアメリカの悲しさで、アメリカが背負う十字架なのです。アメリカという独自の民族を持たない国家は、その存在の理由を民族主義に見出せないが故に、正義とか勇気とか、または星条旗という、本質を見えにくくするものに頼らざるを得ない弱さを持っているのではないでしょうか。たとえば大きな町内に、大きな屋敷を持つおせっかいな一家がいて、端っこのほうのおうち同士のトラブルにも必ず首を突っ込んできては、自分ちの論理や、自分の利益だけで「うちは町内の警察である。」なんていってる状態なんです。ところがそこには、そのおせっかいな彼らがやってくる前から、営々と続く過去や歴史、そしてそれを裏打ちする新興の一家からは「おかしい!」と思えるような、蹉跌があるわけなのです。今回ほどアメリカのおごりを感じた事もなく、しかし真に犠牲になった方には心からの哀悼の意を表したいと思います。
そして、21世紀があの血塗られた20世紀の反省の上に立ち、真の平和の時代を求めていくエネルギーに溢れる世紀となる事を心より望みます。
さて、モンゴル恐竜の谷、ここには驚くほどの、未発掘の化石がウヨウヨあるようです。日本モンゴル合同調査チームを組んで、本気で発見に向かいたいものだと思ってます。

 

きょうの一枚
先週撮影ほやほやの初冬のゴビ砂漠。昼は暖かいのですが、夜はトッテモ寒いんです。


2001/10/05 (金曜日) 

皆さんハジメマシテ。山本です。って誰よ?って思ってる方がほとんどだと思いますが、自己紹介するほどでもないので省略。今週コースの後片付けで梼原に行って参りました。その作業中、地元の村田さんからなかなか魅力的なお話が。 ある人の知り合いの家付き約5000坪(うろ覚えでごめんなさい)クラスの土地がでン百万の範囲で購入できるらしいんですよ。梼原町の住宅事情というテーマでの講義に、僕とあんちゃんことあんちゃんは「もう梼原住んじゃう?」なんて、現実逃避指数(注:洗濯指数のような物と考えて下さい。別名「人生の楽園」指数)がMAXになってしまったわけです。 しかししかし、入社してようやく1年。まだまだ見たいイベントや行きたい場所があるですよ。初開催のTOUR DE NIPPON、これは絶対に見たいし、モンゴルではあの感動をもう一度。そういえばカメラ壊れて写真撮ってないし。そして初めて梼原を訪れて思ったけど、四国のこともまだまだ知らない。僕が梼原町の住人になるのはもう少し先のお話ですな。

きょうの一枚
さて、恐竜の化石は発見されたのでしょうか。


2001/10/04 (木曜日) 

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突然なんですがアフリカツインがついにというかやっぱりというべきか生産中止になってしまうそうです。年間250台(国内仕様)ほどしか売れないバイクに排ガス規制をクリアさせることはやはり難しかったのでしょうか?。企業としては当然の決断、でもアフリカツインばかり47万キロも乗ってきた僕にとってはなんとも寂しいニュースです。
地球環境も大事ですがこのまま排ガス規制をクリアするテクノロジーを先延ばしにしていると、日本が世界に誇るオートバイ産業も衰退の一途をたどっていくようで心配でなりません。
なんだが暗い話になってしまいましたがひょんなことからOVを書くことになってしまった治武でした。

きょうの一枚
先だって行われたY2Eからのひとコマ。
ゴォ、ヨン、サン、ニィ、イチとなんともかわいらしい声で送り出してくれるスターターが登場したY2Eも今年で17年目。昔はムサイ男のスターターばかりだったんですけど・・・・。すべてのSSでこのスタイルを採用してほしいと思ったエントラントは多かったハズ。


2001/10/03 (水曜日) 

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今モンゴルの南ゴビのオアシス「ゾーモット」にいます。テレビ撮影のためなんですが、今月の3週目の土曜日のテレ朝午後7時から8時の間に放送される予定です。ハプニングの連続で、いつものラリーや、試走の時のようにうまくいきません。季節も問題なのですが、明るい時間帯に撮影、暗くなってからの移動、食事の用意、その他もろもろが大問題です。やっと時間を見つけてパソコンに向かっています。雪の徹夜の峠越えには、なかなかシビアなものがあり、苦渋を極めています。ただ、ここが暖かいのが唯一の救いといえば救い。今週中には帰れるといいのですが。

きょうの一枚
21世紀、その神々の宿る大地その3
「ゾーモット」って、とても不思議な場所です。みんなで来年一緒に行こうよ。


2001/10/02 (火曜日) 

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    今日は一日秋晴れ。大好きな季節となりました。SSERの事務所に届いたおいしい『梨』、中山名産の大きな『栗』。あとはあぶらの乗った『さんま』を食べなきゃと思っています。秋好きの私にとって不覚だったのが、昨日の十五夜を見忘れていたこと。でも今夜は雲ひとつない最高のコンディション。帰りにおだんごでも買って十六夜を楽しむとしましょう。
    来月11月3.4日は、紅葉美しい信州にて「ガストン・ライエ ミーティング」、翌週10.11日には、秋空すみわたる久万町で「ガストン・ライエ クラシック」。みなさまのお越しを心よりお待ちしております!! 本日のOV担当:みよぞう

きょうの一枚
21世紀、その神々の宿る大地その2
ゾーモットは夏のままの姿なのでしょうか。冬は冬なりの美しさがあることでしょうね。