Organisation Voice 2004/8

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2004/08/31 (火曜日) 

8月も今日で終わり。長くて暑かった夏も終わります。もちろん暦の上では、とっくに秋なのだが、やはり8月いっぱいは夏なのです。
いよいよ20年目を迎えたSSER 2DAYSの製作作業が本格化します。今回はこれまでにお伝えしている通り3ステージ制で行われます。1ステは車検日の午後です。西日に照らされた標高のあるダートが主会場。今日現在では6本のSSが用意されていますが、それは昨日の未曾有の大雨、さっそくルートチェックに行かなきゃあなりません。2ステは早朝です。2つの長いSSが用意されます。その後6SSの合計8SS。そして3ステは、1ステでも2ステでも使わなかった林道が数本含まれて6SSの予定。これら20本のSSをつないでルートが延びてゆきます。どうかお楽しみにね。

一方、ガストンライエミーティングの御案内は、間もなくです。今年は錦秋の京都がテーマなのですが、宿泊施設の選定が最終段階です。このイベントは、ホテル代とパーティ代にウエイトがかかりすぎて、やや割高なエントリー費って感じがしますが、出ていただければ納得!の内容にしますね。コースは観光地をふんだんに、これまでのダート三昧から、少し大人っぽく、そして女性にも素敵な設定で行きますけん。もうひとつのお楽しみは、みなさんが持ち寄るオークションです。参加される方は何かひとつ持ってきていただいて、オークションにかけます。今から準備しておいて、ひともうけ企んでも良いかと思いますが・・・・・・こちらも合わせてお楽しみにね。

きょうの一枚
ガストン・ライエ!モンゴルのホテルの車検会場で、国際運転免許証を見せる!元気で愉快で楽しいガストン。いまは少し元気がなくなったんですが「日本に来ると元気になるよ」と今年も日本にやってきます。


2004/08/30 (月曜日) 

大型で強烈な台風16号が、現在僕達のすぐ近くにいます。でもこのHPをご覧頂いている頃は、すでに何らかのつめ跡を残して通り過ぎていっている事でしょう。それにしてもここんとこの台風といい大雨といい、困ったものです。どうもデイアフタートゥモローが、デイジャストトゥデイになって来ているのではないですか?環境問題はもう危険水域です。ところで、週末のラリーオブジャパンは大丈夫でしょうか?日本海に抜けた台風は速度を速めるでしょうが、台風被害に弱い北の島の事は心配ですね。松山からも、仲間がスタッフで出かけるそうで、オフィシャル総数700名!すごいことです。どうか好天に恵まれて、今後も順調にWRCの1戦として歴史を積み重ねて欲しいものです。

歴史を積み重ねるというと、オリンピック。アテネ大会も終り、次はいよいよ「BEIJING-2008」の開催です。かの国にとっても抱えるさまざまな問題に対峙しあう貴重な4年間になる事でしょう。歴史なら任せなさいといわんばかりの中国ですが、未曾有の経済発展は、さまざまな問題を引き起こしていますが、それはバブル期の日本人のように、見失っているものが沢山ありませんかと・・・・・


きょうの一枚
恐竜の谷、SSのスタート地点。RRMの名所のひとつ。暑い、厳しい大地です。


2004/08/27 (金曜日) 

気がつけばオリンピックももう終わりかけている。「やっぱ新体操がええ」なんておじさんみたいな(って充分おじさんなんだけど)事を言いながらテレビをみていると、例によってドーピング騒ぎ。メダリストはオシッコ(検体)を提出しなければならない。少ないとダメで、再検査を断るとドーピングと認定される。つまり疑わしきはクロ!法の精神にもとる。でIOCによって途中ですりかえられただの、他人の尿を隠し持っていてそれを提出するんだのと!こうなりゃ、もうやめればオリンピック!と思わせてしまう。

話は違うけど、飲酒検問もそうらしくて、飲酒の検査を拒否したら罰金30万円!つまり検査を拒否したら飲酒と認定される。これも法の精神を無視した法といえる。じゃあ会社のがん検診を断ったらガンと認定されてガン保険がはいってくる!ってのかい。検査できなければ、検査したいほうの負け、ということになるのが法なのですが。疑わしきも罰するというのは、いつから・・・・・でもドーピングは本当に良くない。身体に悪い。タバコと同じくらい悪い。あれ?でオリンピックに出てくる心身ともに優れたアスリートが、そんなことをしていると疑ってかかる時点で、やっぱりスポーツも危うい。また「この競技はロシアのレギュレーションでやっているから仕方ない」とか、「明らかな判定のミスだ」とかマスコミが言っているのも、いかがかとおもうのですけんど。

そんな時なぜだか僕は、思わず大洲の鵜飼を思い出した。
「おもしろうて やがて悲しき うかいかな」

の“うかい”の部分を五輪に読み替えてみてください。
「おもしろうて やがて悲しき 五輪かな」

やっぱ新体操がええわい、とくにあのムチ使うやつが!えっ、あれはムチじゃないん?じゃあヒモなんか?いえ実はリボンでした。


きょうの一枚
久しぶりのモンゴルでリフレッシュしてきた僕は、元気が戻ってきました。やっぱ酸素とか、マイナスイオンとか、なんかしらんけど身体にいいものを吸収してきたって感じです。自然治癒力を高めるモンゴルの旅、もう秋ですけど。ホジルトでパチリ。


2004/08/26 (木曜日) 

モンゴルから無事帰国、もう秋のモンゴルでしたが、なんか雨不足で砂漠化の様相に少し心配になってきました。菅原さんのフランスのガレージで働いていたアシスタンスカミオンのドライバーにして、RRMの強力なカウンターパートのバイラーは、ビッグホーンのラリーカーに乗ってフランスからウランバートルまで10000kmを5日間で走って、我々が空港に着く時には、何食わぬ顔をしてお迎えにきていました。

「何時着いたの?」
「昨日!」

彼は途中ドイツからフィンランドでは22時間のフェリーに乗ったものの、それ以外は走り続け「Tシャツ1枚しか持ってなかったから寒くて、ウラル山脈越えでは思わず村でジャンパーを買った」とヒーターもクーラーも無いラリーマシンを1日20時間アベレージ100 kmで走らせるという離れ業をやってのけます。これがアシスタンスカミオンのドライバーでチームスガワラから絶大な信頼を勝ち取る理由です。これほど頼りになる存在は、ほかに僕は知らないといって良いです。我々には冒険!のような事が彼には、ちょっとしたひと頑張り!なのでありました。

我々が日本に帰ったあと「じゃあ僕も帰る」といってウランバートルから12時間かかる彼の別荘に行くのでした。そこは、クルマで行くのも難しい「冬は川が凍るからクルマで行きやすいよ」とか何とか言って「田舎の生活」を満喫しているようです。そこは誰も知らないような秘境で、イトウがいて、狩をして暮らすそうです。今度バイラーの別荘までたどり着くツアーというのをやりますかね。

きょうの一枚
何十頭もの牛に引かせ移動したというゲル。通貨ツグリグにも印刷されているチンギスハーンの移動作戦本部。機動力をどこよりも早く採用したモンゴル軍は連戦連勝!だったのでした。旧日本軍も見習うところがあったかもです。


2004/08/20 (金曜日) 

きのうのOVでは、あんな事書きましたがTOYOTAは、純海外生産車5車種の発表!つまり日本国内には存在しない5つのモデルを新興市場にむけて、その被仕向け地近くで生産するそうです。でそれの呼称は「IMV」(新国際多目的車、イノベーティブ・インターナショナル・マルチパーパス・ビークル、)もはや日本のトヨタではなく、無国籍な企業になろうかとしています。全然良いんですけど・・・・・だからここではインターナショナルと使わずにワールドと使って欲しかったんですけど、まあそれも良いです。でも時々思うんですが、自動車の進化は正しかったのだろうかと。

なんかこう50年位前に、光合成エンジンみたいの発明されていて、「環境問題が深刻化しています。今地球上は酸素量が増えすぎて危険な状態、酸素を発生する植物などの取引や栽培に関して厳しい規制がとられるようになりました。特に大量の酸素を発生しているサンゴ礁、マングローブの森などを何とか絶滅させようという研究が進んでいます。」とか「酸素が増えすぎで巨大生物とくに、恐竜が復活しました。最新の情報では全長が50mのコモドオオトカゲが発見されました。今年の小学一年生の平均身長は前年を大きく上回り、男子が1.8m女子も1.75m。ちなみにNBLの選手の平均身長は3mを突破しました。」とかね。面白い?まあ馬鹿みたいと思わないで下さい、我々は歩んできた道以外の結果を知る事が出来ません。だからああしてれば良かった、こうしてれば良かったのではないかと想像を働かせる事しか出来ません。しかしその想像力は、遠慮です。というか遠く未来を慮(おもんばか)ることが出来るのもそうした想像力でしかありません。

以前書きましたが「仰ぎて天にはじず」神様に対して自分の行為を正しかったかどうか見ていてもらう、という感じですが、僕が思うのは、天とは実は将来の自分のことを言うんだと。あとから自身で振りかえってあの時の行為は、判断は、正しかったんだろうかと・・そんな気持ちで、明日からモンゴルへ行って来ます。しばらくOVもお休みかもね。そんで、酸素を大量に吸ってきますけん。

きょうの一枚
どうしても、このゾーモットと僕達が呼ぶ土地(最近はウランバートルでも有名になった)に生える木々。イツまでこの環境が保たれるかは分かりませんが、なぜか無性に懐かしく、魂を揺さぶる大地です。その一本の木が今日の一枚です。


2004/08/19 (木曜日) 

シドニーの時に書いたような気がするのですが、オリンピックでの勝ち方は、その時の国の状況を表しているような気がしてなりません。今回は、なんか競り勝って、今までなら「あーーあ、やっぱりなあ」というところを勝つ訳ですからすごい。で「やっぱりなあ」と思うところに我々側の問題があって「どうせ負ける」「どうせ勝てない」という潜在意識がある時代が長かったということです。

経済発展を遂げる中国は、今や日本の人口の10倍をはるかに越えてしまっていますから、確率的には人材の宝庫といわざるを得ません。こうした国との勝負の中で日本経済は競り勝っていかなければならず、また現実に競り勝ってきているのです。
中国のアドバンテージである、安い大量の労働力!というものも経済が発展するとすぐに平準化されるでしょうから、今やその速度が上がっているだけのような気がします。まだ行ったことはありませんが、上海の話を自慢げにしている日本人はポストバブルの時代を忘れる事の出来る楽天家かもしれませんねえ。まあそれはともかく、日本の企業も土地の価格や労働力の賃金差分が利益になると言う理由での中国進出なら、もう早く日本へ帰ってくればいいと思います。確かに高付加価値なものづくりは、いまや日本回帰ラッシュともいえます。今日の日経のトップ記事は、「製造業の半数、国内で増産」とあり記事には、国内生産を増加させる主な製品と用途・特徴として、エンジニアリングプラスティックや燃料電池、ハイブリッド車関連部品、高張力鋼、薄型パネル部材、半導体・液晶製造装置、画像センサーとあります。
こうした怪奇現象じゃなかった回帰現象はオリンピックに見て取れるわけですが、ってなにが?いかに海外で他の国と戦うかということを考えないと企業もいかんぞということです。別に闘わなくてもいいといってしまえばそれまでですが、やはり戦う姿は美しく、それはスポーツが代弁する多くの行為のような気がしてならないのですが・・・・。

きょうの一枚
レイモンド・ロワゾー。フランス大統領警護隊の隊長。もとBMWワークスライダー。パリダカ出場記録を菅原さんと争ってて、最近FIMの役員にもなってたりして、少し水をあけられてしまいました。それにしても子供が好きで、こうしたカットの写真はよく見ます。HPNのカタログにも子供を抱いて写っています。後ろにガントルガも写ってたりします。


2004/08/18 (水曜日) 

いよいよ20周年の記念大会のSSER 2DAYSのルート制作が始まりました。なんか同窓会もン10周年記念とか、今年はマイアニバーサリーイヤーなんだなあ!と思ってたり・・・そしてSSERでは、選手・役員の枠を超えて20周年委員会を組織しようと考えております。RRMも続いていれば10周年なんだなあ・・・そういやあSSERの10周年企画としてスタートしたんだったんだよ。

でその委員会、役員の方々の中から数名を選ばせて頂き、また選手の皆様の中からは「よし!」と思われる方は是非自己推薦で御参加いただいて、これまでの20年を総括しつつ、次の10年、つまり30周年に向けて、どのような一歩を踏み出すのか!いろいろと自由にかつダイナミックに議論し、また協働して行きたいと考えています。
御興味のある方はメールにてお問い合わせください。特に博多の夜に盛り上がって電話をかけてきた人たちには!必ず参加していただきたいものです!!何のことだか分からないみなさんにはゴメンナサイ。

ラリーを設定し、開催のための準備に取り掛かるのは、ものすごいエネルギーが必要です。さらに海外でとなれば、これはもう強烈で特別です。多くの仲間の力を結集しなければ何一つ出来ないのが我々の競技なのです。しかも、夢と現実の大きな隔たりを埋めながら前進しなければならない・・・・・確実な前進、それがこれまで培ってきた自分たちの信じる道を、もう少し広く高くしていく道なのかもしれません。どのスポーツも、競技者と運営組織が無ければ成立しないものです。その後者に多くの方が「そろそろ・・・」と、参画して行って頂きたいものです。

きょうの一枚
RRMより。ラリーが南に延びて行き恐竜の谷などを名付けながら進む。オフィシャルチームのコンボイ。夢とロマンの冒険の旅です。


2004/08/17 (火曜日) 

お盆が過ぎるや、とたんに変なお天気!になりました。連日のオリンピックTV観戦に疲れた身体には、酷暑もひと段落で、ちょっと助かるーという感じではないでしょうかね。高校野球の観戦も忙しくて、新鮮で、これって何でかなあ?って思ったら、この時期日本にいるのは、なんと10年以上ぶりなので、夏の甲子園も、異常気象と騒いでる日本の本当の夏の暑さも、終戦記念日も、だから当然お盆も帰省ラッシュも、ぜーんぶ忘れてしまっていたのでありました。

きょうの一枚
瀬戸内海です。海へはいってません、もうン十年も。そのかわり川へは行きます。


2004/08/16 (月曜日) 

オリンピックが始まりました。開会式を見ていて、本当に平和であるという事の大切さを感じましたね。スポーツという行為は、実に偉大であるとも感じました。もちろん商業臭も否めないわけではありませんが。ところで巨人の渡辺オーナーが辞任!しましたね。僕は好きだったんですが、いやほんと「早く帰って、渡る世間は鬼ばかり見るんだ、9時からだから始まってるんだ。」ってこれはお茶目で言ったのではなく、マジで言ってるようなのでつまるところ、彼の言動の全てが確信犯的だと思わずにいられません。ゆえに人間臭く、球団のオーナーだからその球団の利益代表であってどこが悪いのかとまで思ってしまいます。ただオーナーが辞任!という日本語は、到底受け入れられるものではないのですが、いかがでしょう。取締役オーナーなんていっている局もありましたが「意味不明」です。オーナーですから、所有者なのだと思っていたものですから「彼の私物なんだから、違法でない範囲なら彼が何しても文句無いし、会議で自分とこへの利益誘導なんてするのがアタリマエだ」と思ってたんです。マスコミもオーナーといった時点で、理論が旋回してしまっています。僕もそのオーナーという単語には実は、昔から疑問だったのですが・・・・むかし「会社はだれのものか」という本がありましたね。いったい誰のものなのでしょうか?ひるがえって国は国民のものだ!というのが正しいと思う人は○、そうだと思いたいけど現実そうは思えないという人は×!を着けてください。ほとんどの人がバツをつけるような気がするのですが・・・・オーナーがいるような気がするのですが。全てのモノとコトに!

さて夏休みも折り返しを過ぎました。子供時代にはお盆が過ぎるのが恐怖でした。数日前まで川で泳いでいた子供たちに聞きました。「おい、もう橋から飛び込むのはせんのか?」「お盆からあとは、川底に引っ張り込まれるけんせんのよ」なんかぜんぜん昔と変わっていない子供たちに、カキ氷をごちそうしてあげました。

きょうの一枚
大洲では「うかい」が行われています。納涼の一枚をどうぞ。


2004/08/12 (木曜日) 

日本の交通が麻痺する「お盆」「OBON?」外国の人には説明のつけにくい、まるで中国の旧正月のような慣習!しかし、帰省のラッシュの余波は街なかにもあって、何か交通事情がいつもと違う。いつもと違うといえば、今年の夏。太平洋高気圧とチベット高気圧が重なって きてどうのこうの・・・・暑いのである。で、僕の毎日通ってる大洲は暑さはピカイチ!でも汗をかきかき、ガンバっていますけん。
お盆には「カキ氷」「サイドカー町並みツアー」でひともうけをたくらんでいます。ビールを消費する一方の○の島の○木君とは生産性が違うわい!と自信ありげですが、まあ一杯200円のカキ氷、経費の回収が出来れば良しかもしれませんので、皆さんこぞって食べに来てくださいね。
場所は、松山道を大洲で出て、そのまま大洲道路(無料の自動車道)を行きます。そして大洲市街・肱南で出ます。そして「まちの駅あさもや」まで来ればOK!ですよ。

きょうの一枚
「肱川」夕暮れ時になると鵜飼の船が出ます。昼間も舟遊びが出来ます。遊びに来てくださいな。


2004/08/10 (火曜日) 

昨日は、火星に砂丘があるという記事を紹介して気になったんですが、あの火星無人探査車の2台、スピリットとオポチュニティ、まだ走り回っているのですかねえ?ということで調べてみたら、100日を突破!しているようです。しかも鮮明な画像を送ってくる。砂丘には風紋があったりして大気が在ったことを物語っていたり、海があったりして、かつては生命の存在した環境だったということが明確にわかってきたようですね。その火星の生物の生存環境を壊したのは、おそらくその生物そのものではなかったんでしょうが、こうして「過去にはそうだった」ということが分かると、なんかこう不思議な気持ちがします。
無人探査車は、このあとどんな画像を送ってくるのでしょうか。いや実は凄い画像が届いていて「これは発表できない」ナンテ言ってるのじゃないすかね。自由の女神があったとか?宇宙人のコロニーがあったとか。アポロ計画のときもありましたね、そんな荒唐無稽なお話が・・・・いや、ちょっと待てよ。荒唐無稽な話とは何か?と考える夏の一日でした。

きょうの一枚
モンゴルのビバーク地から見る夕日。この劇的な空の色は、大気のなせる業なのですが、それにしても大陸のそれは、なんとも。


2004/08/09 (月曜日) 

おっ、火星にもデューンがあった!
以下アサヒコムから

米航空宇宙局(NASA)の火星探査車オポチュニティーが、火星の「砂丘」の鮮明な画像を撮影した。 オポチュニティーが探査している直径130メートルのクレーター「エンデュアランス」の中心部にある。表面の様子は、地球の砂漠で風がつくる模様にそっくり。いまのところ詳細は不明だが、隆起している部分は高さ1メートルにも満たないらしい。 NASAはオポチュニティーを「砂丘」まで近づけ、詳しい性質を確かめることにしている。車輪が埋まって身動きがとれなくなる危険性があるため、足場を確かめながら進める予定だ。

写真はここで http://www.asahi.com/science/update/0809/001.html

クレーターの名前が「エンデュアランス」つてのもいいですねえ。エンデュランス号奇跡の生還!感動的でしたね。っても何の話だか分からない方は、こちらhttp://www.sser.org/syoutengai/syoutengai_0406.htm

最近では、えひめ町並博2004「大洲レトロタウン」で、僕は山田オート商會で、サイドカーツアーをやっています。昨日の日曜日なんて、大盛況!オスナオスナの大人気ぶり!でご機嫌にやっています。よろしく!


きょうの一枚
これは火星じゃなくて、モンゴルのデューン。地平線に見える空の色に漂泊の思いを抱けば、あなたも立派な砂の旅人。


2004/08/06 (金曜日) 

いよいよ日本VS中国のアジアカップの決勝戦がやってきましたね。まあ、スポーツですから勝敗はともかく、この東アジア最大の問題?は世界の問題になりそうな勢いの中国。中国については、僕は20世紀末からさまざまに書いた。書いたといってもこのOVで書くくらいだから、たいした影響力も無い。しかし、中国の大きさや歴史など、認めざるを得ない部分は少なくないのです。爆発的な経済発展は、非常に危険性を感じる一方で、悠久の歴史や、三国志の英傑に代表される、勇壮なスペクタクル。そのころ生まれたさまざまな故事成語は、今も輝きを失わない。中国を旅する時、日本を除くほかのどこの国でも感じた事の無い、歴史性やストーリー性に感じ入ってしまう。
「深謀遠慮」遠くを慮(おもんばか)って深く謀(はかりごと)をめぐらす。何か悪い事をしているようですが、そうではなく。遠慮・・・・つまり遠く先のことを考えて、しっかりとした計画を立てる!ということですね、ということは「どうぞ遠慮なく」なんて言われたときは「まあ、そんなに先のことは考えなくてもいいじゃないですか」といわれたことになるのです。大丈夫か、日本語。で、そんな中国も日本も、深謀遠慮が足りないのではないのかと思いますがいかがでしょうか。辛抱辛抱深謀遠慮

きょうの一枚
これ、僕のモンゴルの原型になった、パリ北京の一枚。カシュガルに向かうトルガルト峠、標高3800m。ここから物語が始まったようなものです。


2004/08/05 (木曜日) 

また暑い夏が帰ってきて、「雨のほうがええの」なんて身勝手なやつ。北の島のH木さんからTEL「北海道は暑い!」「へー四国は涼しいよ」って言ってやった。TBI2DAYSのあとまだ帰らない○井田(って分かってしまう?)は九州は明礬温泉の泥湯を絶賛した後、本州を流れて、再び四国へ。今日は山田オート商會で、1日店頭でボランティアの店番○岡先生(教頭先生!!本人はそれは言わないで・・・って言うんだけど)と世間話に明け暮れて、日も傾いた頃、つまり涼しくなった頃に東京さ、に向けて出発したみたいです。彼いわく「夏休みみたいだ」と「でも内緒ですけど、かえって1日出社したら、お盆休み!」ってこのヤロー!ですな。
あなた方も早く「山田オート商會」へ遊びに来てください。そこのお店の紹介文「売っているものは、空気・・・・」クーさすがカリスマコピーライター(って社内ではそう呼ばれています。それは機嫌よく早く原稿を書かそう!というみんなの苦心のセリフなのはわかってはいるんですが・・・)
彼方への執筆がピタリと止まっています。いよいよ事故の真相について書くときが来ました。風化させないために・・・・・・。

きょうの一枚
僕の別荘。いつでもどうぞ。ぬあんちゃって。実は八甲田山ホテル。


2004/08/04 (水曜日) 

「仰ぎて天に愧(は)じず」僕の座右の銘というわけではありませんが、好きな言葉です。いつもラリーなどの現場で、自分の心と判断が公正で少しも疾(やま)しいところがないかどうかと顧みる時に自分に使います。あとで後悔したくないからです。
今年もあの暑い夏から2年目の夏がやってきます。いまだに自分でした判断が、それでよかったのかどうか悩む事があります。今回のTBI2DAYSで下した決定も同じです。ボードスタッフが居るのですから十分話し合いをして決めればいいことなのですが、たいていの場合は時間がなく、その場で一瞬のうちに決定しなければなりません。寝ていて考えている事もあります。「この雨がやまなければ・・・、雨量が250mmを越えたら・・・、通行止めになったら・・・変更はどうすればスムースか」などなどです。

こうして20年間オープンエリアでの長距離長期間のラリーをやっていれば、何度かはひどい困難に遭遇します。そのたびに「最善を尽くす」のですがその最善がなんなのかが、少しだけこの年でわかりかけてきたような気がします。シャガールだったかフランスの巨匠が90才代になって晩年に「やっと少し絵を描くということが分かったよ」と言ったといいます。

きょうの一枚
狭い避難所生活、じゃなくて豪雨のためブリーフィングも室内で行われました。
TBI2DAYSより。


2004/08/03 (火曜日) 

今ごろになって夏空が帰ってきました。悔しいじゃありませんか。あの四万十川も、美しい剣山も、めくるめくような夏の四国の林道を行く至福の時は。CPに用意した発電機と電動!カキ氷機は、大雨の避難所みたいな体育館で、虚しくシャリシャリと、本来の歓喜には遠く及ばず、それでも「まあ夏なんだから氷も食べとこうか」くらいの調子でしか食べてもらえませんでした。「ああ、これを剣山のCPで、滝のように流れる汗を拭き拭き、食べようと思ったのに。四万十川のCPで近所の子供たちにも分けてあげながら食べようと思ったのに・・・・」残念です。

このまま台風10号が空けた巨大な中心を通って、上空からマイナス180度の空気が流れ込んで、世界が氷河期になるんじゃないかと想像してたのは、僕だけではないでしょう。いや、僕だけでした。体育館で、みんなに向かって「何か燃やすもの用意しとかなきゃ!」「・・・・・・・」分からないんだギャグが。んな3日間でした。参加者からのメールには「プチ遭難を楽しみました。」なんていう「あーー面白かった」系のお便りが多く「???」でもどっか楽しかったですね。

さて、とは言うもののこれからの気象は、何がどうなるか予測もつかなくなったということは、今回の一件が示唆しています。行政などはまあ全く当てにならない!のがあれくらいのことでよく分かりました。そこで、いよいよ近づく大災害の危機に向けて、まず食糧は充分に備蓄すること。飲料水ももちろん、防寒具や毛布なども充分以上に。そして暖を取るための燃料系も十分に。ライフラインフリーの状況を考えておく。もちろん怖いのは台風や地震ですが、もっと怖いのは「誰も助けてくれない状況!」そして、いま自分の居る位置の把握です。まあ、備えあれば憂いなしならいいんですが・・・・