Organisation Voice 2002/11

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2002/11/29 (金曜日) 

奄美大島に行くと、田中一村という画家に出会います。日本画壇を飛び出して放浪した挙句、50歳にして奄美に住み着いたそうです。あっ、もちろん故人です。日本のゴーギャンとも言われています。生活のためには紬の泥染めの職人をしたりしながら描きつづけたそうです。その作品がが実にすばらしいのです。島にたくさん自生するアダンの木を、多くの作品には描いていますし、日本画というより現代のデザイン!なのです。のこれほどの画家が日本画壇に居たと知らなかった自分が少し恥ずかしいくらいなんです。その一村が、なぜ数ある南の島の中から、奄美を選んだのか、なぜか?「名瀬です。」あっ、これは駄洒落なんですけど、そのなぜかは、なんとなく僕にはわかるんですが、いまだに「なんとなく」としか言いようがありませんけどね。なぜか!その絵が、どんなものなのかは、また近々。


2002/11/25 (月曜日) 

21世紀初頭は、たとえば「文明の衝突」などの予測どおり不穏な日々が続いている。そういえば、もうすぐパリダカールである。1年前には自分も参加してたのに、もう遠い過去のようになってしまったのはなぜだろうか。

それはおそらくこの半年間の僕の多忙さにあるんだろう。そのパリダカール。オリンピックほどではないにしても、このイベントも実にテロの標的になりやすい。それは有名税みたいなものかもしれないけど、主催者はさぞ頭の痛いことだろう。ラリールートは、いやがうえにもイスラムの土地なのだし、その土地を走るのは西側の最先端技術であるという、強烈な皮肉も同時にこめられている。

このラリー、いまから10年前の1991年は、湾岸戦争に翻弄された。そしてこの10年間、世界は東西冷戦後の新しい枠組みに向かって、煩悶している。つまり衝突がさまざまな形となって続いている。その 10周年?の今回のラリーは、なんとゴールに選ばれたのはエジプト、しかもスエズ運河を渡り、シナイ半島の南端シャルム・エル・シェイクという町まで行くんである。

紛争の絶えないパレスチナや、不穏なイラクもすぐそこだ。こうしてこの季節になるとよく考えることなのだが、「世界が平和で安定した時代を迎えるのはいつのことなのだろうか。」あまり誰も気づいていないように見えるのだが世界の何カ国もをつないで開催されるこうしたイベントが、背負ってるというか果たしている役割。そんなものも一つ考えてみようではないかと思うのである。


2002/11/20 (水曜日) 

月でラリーレイドを、と書いたんだけど、それもまんざら遠いことじゃなさそうだよ。月の土地を販売しているルナエンバシーという会社の法律的な権利と主張

http://www.lunarembassy.jp/law/law.html

の項目の中に、「現在、多くの企業が月などの天体資源の営利目的の利用に向けて、準備を進めています。これは悪いことではありません。あらゆる点で、私たちはこれが良いことだと考えます。
ルナ・ローバー(月面車)を例にとって見ましょう。NASAとロボティックス・インスティチュート(研究機関)、ルナ・コープ社は、月に向けた最初の「私的」なロケットを2002年に打ち上げる計画を立てました。計画では、いくつものリモコンで動くバギー車を月に届けることになっています。そして、人々は遊園地のような場所に行って、そこで、お金を払い、バーチャル・リアリティー(仮想現実)ヘルメットをかぶって、自分のリモコン・バギー車を操縦して、月面を疾走することができます。もし、月を営利目的に利用することが、協定によって禁じられているのなら、これらの企業にこんな真似はできません。」と書いています。宇宙協定や月協定についての説明の中に、「車を走らせる」という行為の一例が示されていますね。もちろん実体験とバーチャルな世界では、あまりにも違いがありすぎるのですが。


2002/11/19 (火曜日) 

今日はとてもいいお天気だ。久しぶりの抜けるような青空!と思いきや、山の端は「かすみたなびきたる」という初夏の季語状態。そう季節はずれの黄砂飛来なのです。世界規模での気候の異変は、この状態が「普通だ」いう状態です。つまりすべての事象に「予測できないほどの変化」が普通で、「安定した状態」が異常なのだということが判明したわけです。だと「今年の冬は、

数十年前と同じように寒く、ほどほどに雪が降ってるという異常な状態に、日本各地は見舞われています。」なんてTVで久米 宏なんかが、まことしやかに話すんだよ、きっと。こうして考えると、同じことを同じように続けていくことが、常軌を逸した行動で「聞くたびに、新しいことをやってて、今までやってたことはやりっぱなし!」な状態が人の正しい行動パターンになってくる。「えっ、まだパリダカやってんの!」そうです、これこそ異常です。その菅原さんは、世界一異常で、ついに今年で21回連続出場、ギネスブックに載らなきゃいけないほどの異常ぶりです。ヨーロッパでも世界ひろしでも、右に出るものはいなくなりました。今回は、僕と共通の友人の提案で、さらに輪をかけた異常ぶりを発揮、「月の土地の所有権を!買う!」という「チヤレンジ 38万キロ」というのを、個人スポンサー募集としてやっています。

http://www.j-r-m.co.jp/pd/index.html

これも、夢があるという点では「夢がないのが普通で、夢があるのが異常」な状態となった昨今では、異常な話です。が、月の土地を1エーカー買う!という原野商法ここに極まれり!なお話しですが、今じゃあその原野も都市に近く「ああ、あの時だまされてよかった。」ってことになってる人も多いとか(ウソ!ゴメンナサイ)で、将来月でラリーレイドを主催するようになったときのために!みんなで月の土地を、買っといておくれ!1エーカー12000円!と見るよか12000円出して、21世紀21回出場!に精一杯の応援!をみんなしよう。だって62歳になってもなお、ツールドニッポンの2回大会のエントリーは第一号だし、1150GSで雪の林道は走って行っちゃうし、とんでもなく異常な人なんです。

きのうの一枚
昨日の写真に、説明がない!のでした。答えは「ポイズンリムーバー」奄美に行くだけじゃなくって、普段からも林道に行くときなどに携帯しておくと良いかもですよ。1000円!近々SSER-BOUTIQUE(通販サイト)にも登場予定!MICHELINのタイヤも買って!


2002/11/18 (月曜日) 

実は、社内のコンピュータが調子が悪くてようやく以前の調子にもどりつつあります。この数日間にメールを頂戴した方にご返事を書くどころか、ちゃんと受信していないありさまです。「おかしいなあ、SSERってば、ナシのつぶてじゃないか?」とお怒りのあなた、おゆるしください。

さて、今日のテーマは(そんなもんあったんかいな)
「カフェのたそがれ」
昨今、カフェとやらがが、やたら増えてきてるそうであるね。スタバも地方都市に出店攻勢はじめたあるね。そのスタバは、今期は赤字に転落するらしい。ナスダックに上場して130億ほどのお金を手にして、出店単価7000万程度で進撃中!だが、ちょっと待て!
プラスティックの使い捨ての容器に、氷と泡のたった牛乳とコーヒーを入れて「大ですかとか中ですか」とか聞けばいいのに、「トールですか?グランデですか?」と聞くん。で430円とか平気でいうもんだから、おじさんにはちょっときつい。ホットを頼むと紙コップに検尿よろしく、なんか書いてる。「そういえばここんとこ検査行ってないよな」と思わず反省する。そのうえ、都心じゃあ「こんなにあっちもこっちもスタバばっかりで、純喫茶(ってなんだ)はどこへいった!な状態。郊外型のショッピングセンターにもシアトルだかなんだかが!デフレの中で430円の紙コップ入りのコーヒーを飲む主婦たちって!もうやめよう、アメリカ資本のカフェに無駄なお金使うのはよ!で、昨今はさらにヘンテコなムーブメントが地方都市で進行中!民家の奥にカフェがあったりしてる。なんか日本独自の文化を何とかしなきゃならんのではないのか。カフェブームのおかげで、僕はすっかり右よりになっちゃったさ。で、僕がやろうとしてたカフェ・レゴラリータがどうなったかは、続報を待て!

連絡事項
1.アンケートのハイカ抽選会がまもなく
2.テルクンとの話で、パリダカが盛り上がらないのはマシンのせいだ!ということでマルヒSCORE系モンスターマシンで戦うパリダカプロジェクトを進行させよう!会員というか賛同者でチーム名と募集!ここに書いたけど、秘密だからね。

3.SSER2002ランキング、まもなく発表!
4.2003モンゴルツーリングってもコマ図使うわ、けっこう激しいツーリング決行、マシンは新車KTM640ADV、520、250EXCてなラインアップ、ガントルガが先頭を走るそうな。全ゲルホテル泊で、台数に限りありでお早目のお問い合わせとご予約を!またルートは、とっておきの「まだお目にかけていないモンゴル」
5.ヨーロッパツーリングはBMW-GSを用意したよ。モナコまで行くよ!すばらしいルート古いヨーロッパがそのままに!もちコマ図を使うです。こちらは全泊HOTEL!ガストン・ライエやワークスのメカ達がサポートして走る。

という風に徐々に2003のSSERは元気です。ああ奄美!


2002/11/05 (火曜日) 

ガストンライエ・ミーティングにご参加の皆さん、思わぬ大雪で大変でしたが、いかがでしたか。走り足りなかった人もそうでなかった人も、また来年お目にかかりましょう。実は僕はこのイベントは、参加者になりきってやろうと思ってて、みんなにまかせっきりで、ルートさえ知らないという按配。で、次からはしっかり事前には知ってもっと面白く、そして愉快なものにするぞっと心に決めました。
これからはもっとバイクに乗ろう!と菅原さんのR1150の後姿を見ながらそう思うのでした。