Organisation Voice 2010/05

 

2010/05/28 (金曜日)

「試走!行って来ます。」

ここのところの低温ぶり。

ちょうどいつものウランバートルの、今の時期の気温に良く似ています。それでも北に行けば雪も降るし、南にいけば塩が要るほどの気温だったりします。この15年間、通い続けたモンゴルも、安定した気候と言うには、少々難があります。

しかし乾燥は確実に進み、ゴビはウランバートル近くまで北上してきました。ラリーはこのゴビの北限と草原のベルト地帯で展開されますが、今年は初日2日目は、北部の山を使おうかと考えています。しかし山に行けば天候は厳しくなるばかりか、試走のタイミングではピストが雪で覆われていて、地図の書けない所もあったりするので、少々問題なのです。

モンゴルの本格的な夏は、ナーダムのころ。つまり7月の中旬から1ヶ月間くらいです。今年のラリーも、夏の終わりに開催されるという感じです。それでもちょうど良いことに、前半で北西エリア、後半で南のエリアを使えば、気候的にはベストじゃないかと考えています。

参加される皆さんは、準備を万全に!よろしくお願いします。BIG TANK の春木さんもラリーモンゴリア2010にエントリーしました。いま北海道4デイズの各自治体の口蹄疫対策に関して、調整を進めてくれています。

北海道は、今年はどのような表情を見せてくれるのかしら。それにしてもBMW濃度が最高潮!な北海道です。

きょうの一枚 

本日i-pad が発売!Newsでは「中国で類似品が既に発売中!」だと。こんなことに怒りを感じる人は、もう既に居なくて?むしろ中国のヤル気やら無茶さぶりに共感を覚える今日この頃。こんくらいじゃないとね。

マネマネって言う人は、漢字使うのやめれば!天津飯とかも食べちゃダメだよ。[Yahooニュース]

(おまけ)


2010/05/27 (木曜日)

「ルートプランニング」

今日のニュース!!アップル社がマイクロソフトを抜いて株式時価総額でIT業界のトップに立ったんだって。全米でも2位!

この2社、今年あたりは、売り上げ規模も同じくらいになるそうで、いまの時代を切り開いたこの2社の姿、なにかこう感慨深いなあ、と思います。時代はユビキタスだあ、クラウドコンピューターシステムだあ、となにがどーしたものか、理解には苦しみますが限りなく、ユーザーフレンドリーを目指します。

そうしたなかで、毀誉褒貶の少なくなかったステーヴ・ジョブス・・・知る限りの情報だと、なにかこう壮大なドラマを演じてるような人生に見えます。Appleを自分がヘッドハンティングして来た男に追い出されたり、癌にかかっての闘病生活やら肝移植など、ほんとうに・・。

その彼がヘッドハンティングしてきたパートナーはジョン・スカリー。ペプシかコカコーラだかから引き抜くのに「いつまで、砂糖水を売るつもりなんだ?それより世界を変える仕事をしよう。」と言ったとか言わないとか。まあ毀誉褒貶はこんなところからも起こる。ボクも、そうかも。

そのスカリーはこんな風に言ってる。

「スティーブはまさに刺激的な存在だ。放漫で、暴虐で、激しく、無い物ねだりの完全主義者で、そのうえ未成熟で、かよわく、感じやすく、傷つきやすい。そして精力的で、構想力があり、カリスマ的で、さらにおおむねは強情で、譲らず、まったく我慢のならない男だ。」

言い忘れてたけど、ステーヴ・ジョブスとビル・ゲイツと、ボクは同い年だ。ボクが1月でスティーヴが2月、ビルは10月で、まあそんなことはどーでも良いけど、僕が一番のお兄ちゃんだ。考えてみれば人間の歩んだ同じ歳月は、なかなかに一般相対性理論のようだなあ、と思う。

そんな同じ55年間もの違う道のりを歩んできたボクは?今日も地図とにらめっこしながらラリーモンゴリア2010のルートプランをとりまとめ中なのでございます。ふたつの山越え。ナビが難しく、困難なルート。砂を越える厳しい道のり。といっても、このとおりに実施できるかは、なかなか難しいのですが、まあ道のりは険しく、砂も砂漠も、そしてゾーモットへもいくのであります。

続きは、また明日。または現地から。しばらくのチャオ!

きょうの一枚

ゾーモットです。今年は行くのです。

(おまけ)


2010/05/26 (水曜日)

「2DAYSにMTB部門を。続報。」

実は数年も前から、2DAYSにMTBをという話が浮いては消え、消えて浮き・・・としていたのです。それにしても2ステ・・・つまり夕方バイクがスタートしたあと、全く同じルートを同じフォーマットで闘うというもので、俄かには信じられないようなハードさじゃないかと考えていました。プロテクターとライティング。発汗と冷却の繰り返しのハードさ!120kmばかりのコースを、か細いライトで駆け抜ける!!

しかし、ある日。ふと考えてると、27年前のSSERの立ち上げの時と同じような気分がしたものです。そういえば、あのころも「それは無茶だ」「危険だ」という大合唱がありました。

それでもライトの進化が、こうした夜も徹して走る!ということが広がってきたように思います。

いまではLEDまで・・・

昨晩はその予告をFUTUREの6・20に掲載すべく撮影をしました。まあCM制作をしたわけです。モデルは、しゃーなしでコウヌシ君!それにしても事務所の裏の20mくらいの、トレイルを10回くらい往復したくらいで汗ビッショリ&ハーハーゼーゼー・・・なのを見て?

SSER2DAYS MTB ENDURO って・・・と思ったボクでした。

途中には贅を尽くした?エイドステーションとライティングユニットのバッテリーサービスステーションなどを設ける予定です。

でもFUTUREのCMナレーションの最後は「参加しては、ならない・・」だよん。

きょうの一枚

モデルとしてはやや大きめなコウヌシ君コウシ大です。それにしてもバイクはコメンサルだとか、歩くモノマガジンの称号を誇ったボクは、今ではすっかりコウシ君に、その座を譲ることに。(おまけ)


2010/05/25 (火曜日)

「モンゴルに出かけるよ!」

(第一話) モンゴル試走の準備が佳境です。

地図とかGPSなんてのは当たり前ですが、ボクタチはまず食糧を1週間ばかり前に送り出しました。なぜだか、たくさん使うのが油です。いつも足りなくなります。そこで今回もキャノーラオイルだけじゃなく、ごま油とオリーブオイルなどを送り出しました。いや、モンゴルでもこれらは手に入るんですが・・・なぜかいつも。なんたって数年前に持ち込んだロッジのダッチオーブンが、とにかく良い仕事をしてくれます。れます。

どこかで手に入れる新鮮な羊肉と、そこらのハーブとジャガイモと玉ねぎ。ついでに強情極まりないモンゴル産のニンニク・・・などなどを放り込んで、塩コショウして火にかけとけば、もうあとは夢のようなディナータイム。地平線の沈み行く夕日を眺めながら・・・とかって書くと「いいなあ」って思うでしょ。ょ。ょ。

「そう、良いのは良いのですが・・・」それもせいぜい5日間くらいまで。そこからをいかに、素晴らしい食生活を実現させるかが、その年のルートが素晴らしくなるかならないか!?という大きなファクターになっちゃう、といっても過言ではありませんから。ら。ら。

そして日本の味への郷愁は、日増しに高まるというわけです。普通の旅とかなら、何週間でも現地の食事でOKなボクなのですが・・・持ってくのはさらにキッコーマンのお醤油やら、キューピーマヨネーズ、おたふくのお好み焼きソース、だしをとるための鰹節や利尻昆布。布。布。

モンゴルの大地を試走する時の楽しみは、まあ日本の味だけなのかもしれません。そんで、毎日お弁当を作るのです。冒険の旅の最大のテーマはいつもかわらず「今日はなにが食べれるか!?」だということですねえ。え。え。

今年も、美味しい試走になりますように。

(第二話) 最近の政治ショウを見ていて

前にも一度、書いたかもしれませんが、昨年の暮れだか年が明けてからだったか。
私どもの事務所のある市の市長と、少人数で酒席を囲みました。テーブルには、肴が少しと、アサヒビールの壜。和やかな空気で、それでも少しばかり経済やら地域の話がポツリポツリ・・都合のいいことに座敷は、密談場所のような趣です。す。す。す。
「ヘッヘッヘッ、お代官様・・」気分なボク。ウソです。

「ところで、民主党政権になって、良いことがひとつでもありましたか?」
と、唐突な質問をボクに。

質問の意味を訝しがりつつ・・彼らの政治的な立ち居地を認識していなかったことを悔やみつつ・・

「ひとつだけありました。」
とそう言いました。

一同
「ホホウ?」

これで、おおかたの立ち居地は瞬時に理解できました。そうなると次には、やや批判的なことで締めくくらなければならない空気を感じるボク。

「それはなんぞ!?早く言うてみろ」な空気。
それはまた「つまらんこと言うと、酒がまずくなるぞ・・」という怒気を含んでいます。

ええーい、もう勝負です。

おもむろにビールをグビと空けてボク
「日本人は、子供のころから旨い話には気をつけろ。と教えられてきました。ですから大きな過ちはしにくかった。それでもオレオレ詐欺や、高額配当を歌うサギの被害は無くは無いわけです。でも、そんなのに騙されるのは、騙されるほうが悪い!みたいな空気が日本人にはあるのです。それこそが勤勉で、こつこつと働くことを美徳としてきた日本人の心情です。情です。情です。

そんな日本人がですね、民主党の旨い言葉にはコロリとだまされたわけです。なるほど、もう一度ここらで、子供のころから聞いた戒めを日本国民が再認識した。つまりこれが民主党のただひとつの善行であり、壮大なスケールの再教育だったのです。」

一同
「なるほど、その通りかもしれん。」
「そうか、騙されるのが悪いのか・・」
「旨い話なあ・・」

ボク
「それはそうと市長、良い話があるんですが・・」

市長
「ほう、良い話しかね?」

とまあ、夜は更けていきました。

というエピソードを、思い出しながら最近の政治ショウを見てました。

誤解を恐れずに言えば、自分たちのことは自分たちで守る。ということで、いかないといかんです。防衛というのは、人にやってもらうわけには行きません。今回のさまざまな世事が、たとえば中国海軍の行動や、有事と呼ぶべき朝鮮半島、そして基地移転の問題を踏まえて、ヒステリックな評論家や活動家たちではなく、旨い話には気をつけろと教えられた日本人が、新しい議論をスタートさせなければならないと思います。います。います。

モンゴルに試走に行こうとするころには、必ずこうした国家のありようみたいなことが気になってしゃーない!のです。出発まであと3日!

きょうの一枚

「うちの事務所のキッチンに積まれた鉄鍋たち。」

SSERの事務所には、まあキッチンというか厨房と呼べるようなものがあるのは、ご存知の方も多いと思います。ラリーなどの食を伴うイベントのオーガナイザーとしては当然のファシリティです!エヘン。

で、いつの間にかご覧の通りの鉄鍋が転がっています。よく手入れされて黒光りしてるでしょ?倉庫には寸胴が山と積まれていて。でもボクの目下の心配は、TBIで使ったスペシャル鉄板!あのホテルの鉄板焼きコーナーの鉄板のように、下ろしたてのような美しいあのヘアラインのような地肌。ああ、心配。

(おまけ)

2010/05/24 (月曜日)

「モンゴル直近情報!」

  1. 桐島ローランド、ジムニーで参戦!BEIJING-ULANBAATAR2005にバイクで参加し完走した桐島さん、そのあとダカールも完走!そして今回はジムニーで・・・でも今回は主に映像撮影をしながら走ろうというチャレンジ!!それにしてもジムニー濃度急上昇中!!FUTUREの10月号あたりは、面白そうですよ。

  2. ジョナ・ストリート参戦か?元アメリカホンダのアメリカンライダー・・・そうそうダカールでもKTMライダーとしてステージ優勝など、上位入賞のトップライダーとして活躍中!いまマシンの手配中!!なのですが、意欲満々で準備中です。マシンが、間に合うか?

  3. ドイツからは4台のバイクと1台のディフェンダーが参加。計7名のエントリーが届いています。

  4. 韓国チーム参戦。2年前にはウランバートルの総合ブリーフィングに姿を現していた韓国チーム。今年から参戦が実現しました。4台のバイクがスタートラインに並ぶかも!

  5. 試走チームは、5月29日に出発。ルート制作とさまざまな調整を終わらせるまでは帰らない!という意気込みでスタートします。

雑感・・・アジアのクロスカントリーラリー・・・まだまだ、これから成長段階のような気がします。中国国内へのプロモーションも不十分だけど、冒険への夢はこれからも、明らかに再燃してきている感じが伺えます。

世間話・・・昨日の沖縄の首相訪問の映像を見て、腰を抜かしました。猛スピードで駆け抜ける黒塗りの車列。暴走行為ですあれは!さらに、黒塗りに箱乗りのSPたち・・・なんですか、あれは!

一国の宰相が、自国内で、あの行為は許せません。つまり、テロ行為を思い切り警戒しているということの現われでしょう。そこまで沖縄県民を愚弄して「理解してくれ」はいかがでしょうか?堂々とゆっくりと、車列を進めて・・手を振らなくてもいいけど、少し会釈をしながら品格高く、走ってこそ・・・です。悲しくなってきました。

基地移転の問題は、ボクが何かを言うようなことでもありませんが。

きょうの一枚

APIOさんのブログから拝借
尾上さんとモンゴルの打ち合わせ中の桐島ローランドさん!!

(おまけ)


2010/05/20 (金曜日)

「久万高原JAZZPICNICのお誘い」

SSERでは、こんなイベントもやっています。実行委員長はTBIの1号車の山崎さん。オートキャンプと野外ジャズライブ。今回のゲストは女性ヴォーカリスト北浪良佳さん(きょうの一枚)。SSERのふるさと久万高原町の千本高原キャンプ場・・・その名も「JAZZピクニック」夜はジャズライブ・・そうそうボクのリクエストで紙芝居もあります。翌日はカブトムシ捕ったり、ちびっ子ミニバイク教室やプロレーサー三船雅彦さんの自転車教室まで。そのほかにも盛りだくさん!で家族連れでも楽しめる二日間。ちゅうわけです。この夏の家族サービス?モンゴル前のみそぎ?にお出かけください!!えっ、そんなんじゃあ、いかん?とまれ前売り券のお申し込みはSSERまで!!先着順で締め切りますよ(オートキャンプはね)

いまメガウエーブで、横田紀一郎さんの「プリウス五大陸の旅展」を6月30日まで開催中です。ボクと走った北京からパリまでの旅も勿論写真などで展示されています。[HP]

これらの膨大な映像資料もFUTUREで・・・なんて話をしたんですが、このままじゃあFUTUREは月刊にして、編集長やスタッフまで募集して・・・なんてことになりそうな勢いですが・・・!?

まあそんな夢も、たった一台のバイクから始まった・・・のはみなさんと同じ。そんな思いを大切に、仲間に、次世代に。そして未来FUTUREに!そんな思いで、東京から帰ってきたら、なんとうちの裏の森のなんと美しいこと・・・

(おまけ)

2010/05/17 (月曜日)

「週末は、良い天気だったね。」

このままモンゴルに行くと、裏の森に事務所のデッキ部分が襲われそうなので森の番人のボクは、森の下草狩りと木々に巻きついた蔓の一部を撤去。このあたりの森は樫の木が多く、少し整理、たくさんの新しい芽が伸びてきています。少し間伐・・・間伐って、このくらいのときにやれないのかしら・・・。1時間も汗をかくと大量の枝が山積みになります。そこで少し開けた森の中で、薪ストーブの焚き付けになる柴を大量に拾います。

切った枝も、乾かしたら薪やら柴やらに大変身。今年は葉っぱも焚き付けにすべく回収することにしました。

こんなアリさんのようなボクって、どーすか?冬に向けて備蓄をする、なんて。

友人が大阪からやってきた。某大手エレクトロニクスメーカー勤務で、ラリーモンゴリアに、ソーラーパネル付きの照明器具を貸してくれ!とお願いしました。それは良いのですが、ちょっと大きすぎて重過ぎるかもしれません。その友人が頑張ってラリーのビバークから発電機の音が少しでも小さくなるといいなあ・・なんて思ってます。まあ今年は無理でしょうか。

その友人と、瀬戸内の塩田の歴史を考えれば、西条あたりにリチウムを海水から作る研究所とか実証プラントとか出来ないかなあ・・・というお話をしました。2050年の商業運転を目指す、高速増殖炉もんじゅ。あと40年も先のことに投資できる日本って、素晴らしい!のですが、もう一つの資源リチウムも、瀬戸内海から取り出しましょうと考えてたら、昨日は香川で「塩の・・・」というイベント。12トンもの塩を公園に撒いて滑り台!とかやってる「????」そのあとは鍋で海水を煮詰めて舐めたりしてて、まあその部分はよろしい。

チャンネルを変えると「日本人の成人の塩の摂取量が多すぎる・・」なんてのもやってて、「塩」について考えることしばし。

ロプノールの干上がった湖は、巨大な塩の備蓄庫になっていました。翌年いくと前年には何もなかった塩の平原に、巨大な発電施設が・・・・・リチウムを生成するには巨大な電力が必要なのでしょうか?軍が完全封鎖して、ここの写真を撮るな、と。

きょうの一枚

こんな感じです。森は開けました。 

(おまけ)

2010/05/14 (金曜日)

「光の道ってか」

原口総務相の提案する「光の道」まあ「道」というところにかつての道路公団のようなものの再現を疑うほどに、ここでもまたネーミング力の弱さを感じさせますが。

そんなことはともかく、国費を一切使わずに全戸に光を届けるという「光の道構想」昨日は孫正義さんがustreamでジャーナリストの佐々木尚俊さんと、5時間にもわたる熱い対談を繰り広げていました。

ボクは今日の録画を仕事の手を休めては、観戦(なんかこんな言葉がしっくり)していました。

まあ、モンゴルの砂漠を東西、南北に貫くトレンチがあり「こんなところになんだろう」と思ってると、そこにはアジアとヨーロッパを繋ぐ、光ケーブルが敷設されるというのであります。いやもうそれは何年も前の話です。洋の東西を繋ぐ光の道というところ、かつてのシルクロードを彷彿とさせます。

シルクロードを行き来するのは一説によると片道2年。光はいくつだっけ、30万キロ/秒=つまり1秒間に地球を7周する。ということは、その1/20位の速度で、シルクロードを行っちゃうわけだ。いやあ、光ってすごいわ。

とかって思ってると、谷川俊太郎のデビュー作だったか「20億年の孤独」もう半世紀も経つのかも。宇宙という広大な空間は、人類の既知の情報なんかで想像出来るものじゃなくて・・・

そろそろITだとかユビキタスだとかクラウドがどうしたとか、そんな些細なことや、隣の国がドウだこうだ!?から開放されたいものですねえ。「光の道」そんなタイトルで詩集でもひとつ。

こちらはustreamの孫VS佐々木対談。
孫「誰も損はしないじゃないですか」
ボクだったら「お前が、ソンだろ!」
って言うんですがねえ・・・ザンネン
[対談ページはこちら]

きょうの一枚

谷川俊太郎の「20億光年の孤独」なんか焼酎の名前みたい?だけど、文庫本で出てるらしい。アマゾンで買おう! 

(おまけ)

2010/05/13 (木曜日)

「東温ワイナリー計画、続報」

いやいや植物とは不思議なもので、手入れをしなければならないけど、ほったらかしでも季節には勢い良く新緑を出し蔓を伸ばします。

そういえば、3年目のわが事務所のメルロー種の株は、確実に大きくなっているではありませんか。

あまりにも放ったらかしだったもので、ちょっと手入れなんかをしました。絡みついたなにものかの蔓は、丁寧に除けて、足元の雑草・・・本当は芝と野苺だったんだけど・・・生命力の順番に蔓延るのが世の常だねえ。

ほんとうに、植物は良く出来たこの星の優等生なのです。もちろん本来は、太陽と水と、少し栄養のある土壌があれば良いのですから。その土壌すらも自分たちの仲間のサイクルで作っていくわけでしょ。そんで、二酸化炭素を吸収して酸素を大気中に。

そうして、この植物ってのは、ほっておくと全てを覆いつくす勢いで伸びに伸びまくりますが、季節が終わると静かになります。人類は、こうはいかないのであります。覆い尽くし続ける習性は何とかならないものでしょうか。そして植物のように存在することで,他の種に対して貢献することは出来ないのでしょうか。

数日前にWOWWOWで、キアヌリーブス主演「地球が静止する日」をやってたので、勤務中なのに!観てしまいました。

「地球を救う」ために人類を滅ぼす。というまあストーリーは、そのようなもので斬新ではないし、でもその滅ぼし方が・・・まるで鋼鉄製のゴキブリが全てを破壊しつくす。まあこれはステーヴン・キングの「ランゴリアーズ」って感じで、宇宙人のやつめ、こんな風に人類を滅ぼすのかあ?!と、怒りにも似た感じ。すんません、こんな話書くつもりじゃなかった・・・

きょうの一枚

2年前の映画。なんかDVDあるそうですな。ランゴリアーズもあるらしい。

(おまけ)


2010/05/12 (水曜日)

「さあ、モンゴル。試走がはじまるぞ!」

皆さんも同じとは思いますが、仙境に遊ぶがごとくだったボクも、あまりもの環境の激変にアジャストすべく、タフな毎日を過ごしています。シャングリラはどこにも無くて、でもあるとすればモンゴルの奥地あたりだったか、との思いも再び。そうして、荷物をまとめながら大きなONCマップを眺め、知り尽くしたモンゴルの、それでも距離感を再び思い起こしながら、思いを巡らせています。

やっぱりボクのこの15年間は、途中で2回ばかりパリダカも行ってみましたが、やはりモンゴルへの思いにありました。運営開催は苦しいときのほうが多かったのですが、やはり使命感とか充実感は、比肩しうるものがないほどです。

そして、そのモンゴルの試走というもの・・・もう15年ですから・・・がボクに与えた、多くの教訓がいまのボクを形作ってると、そう思います。

安易なルートはすぐ出来ます。疲れ果てたときなど「もうこれでいいじゃないの」と、心の中でささやく奴がいます。

羨ましいだろうなあ、というような旅ではありません。自身への鍛錬というか自分の妥協点への挑戦とも言えます。

そんな冒険ともつかない、モンゴルの奥地への旅。今年も贅沢な満天の星空と、超一級の景観を、綴ってまいります。

本当にどうぞご期待ください。

きょうの一枚

この、抜け!!が北海道!
北海道4デイズ、ただ今グングンエントリー高速増殖中!

(おまけ)

2010/05/11 (火曜日)

「日本の文化に沁みる。」

とか書けば、なかなかこいつも高尚なことを、なんて思っていただけるかもですが、ちょっと京都で飲む!てか先斗町で遊ぶ!という危険極まりない世界に、桐島さんたちと深く突入してきました。

いやあ、こりゃ幕末の志士たちの気分もわかろうというものです。なんてことは無い近江屋なんて、先斗町の入り口やおへんか。あっまずい。入り口じゃいか?なぜ土佐勤皇党は、先斗町であれほど飲めたのか?そんな資金?はどこから出てきたのか、なぞがなぞを呼ぶ日本の文化に沁みた、夜どした。じゃなかった、夜じゃったがやきぃ。

さて、日本の文化といえば、ボクはやっぱり風景の喪失が気になるところです。日本は美しいがです。高速を移動しながら繰り広げられる新緑の山々、川や湖や海の輝き。ああ日本て、素晴らしいが!!

ところが京都の町、いやそれはもう素晴らしいのですが、風景がかなり怪しい。京都はパリにはなれなかったと。近江屋の跡地はコンビニじゃないすか。あの京都が、パリのように古くからの佇まいを残していれば、いやそりゃ残ってはいるのですが・・

高瀬川沿いには安藤建築。そう例のブロックとコンクリートの打ちっぱなしの・・・どうも松山の坂の上の雲ミュージアムも、評判がよろしくない。連綿と続く建築の連続性は、一つのコンクリート打ちっ放しで、どのように立派で説得力のあるコンセプトでプレゼンを勝ち取ろうとも、いかんのであります。まあそれも時代の流れでありますから。

ヨーロッパの旧市街を旅すると、その街やそこに暮らす人々が、歴史という偉大な背景を自身ののものとして、胸を張って主張してきます。日本でそんなものを感じるのは、まあ、あそこだけすよねェ、コーノさん。

ということで、TBIのあとの疲れをさらに深め続けたボクタチでした。あっ、龍馬伝見そこなった。

日本文化、とかって軽々しくボクタチが語ってはいかんがですろう。

きょうの一枚

四万十川の風景

(おまけ)

 
2010/05/07 (金曜日)

「われ、漂泊の思いやまず。」

FREE RIDE MAGAZINE、裏扉が広告じゃなくなったね。まるでこちらが表紙じゃんか!

で、右扉だから縦書きではじまる膨大な量のコピー・・・タイトルは「あの丘の向こうへ。」1100km trip in Italy・・・

ムムム・・・三上編集長が、ハスクバーナのニューモデルで、トスカーナへ向かうというもの。まあ、編集長なものですから、ふんだんなページに写真と長文のボディが、自由裁量で、もといバローロの熟成の味わいのごとき、イタリアの旅。文句が言いたくなるほどに、漂泊の思いに駆られる。

「マッタクナントイウコトダ」

ぼくもそういえば2年前には、シルクロードを経て、黒海やイスタンブール、そしていま暴動かまびすしい美しいギリシャを抜けて、イタリアに入った。立場上残念なことにバイクではなかったのが、一生の悔いだといっていい。

テレビ放送の予定されていた、その映像100時間を越えるテープを、今度は再編集してボクの語りで?アッ、ウソ!シルクロードの全風景をFUTUREで時間をかけて、何回にも分けてお届けできないかなあ・・・などと企画中。先日ついに、映像プロダクションからついに大量の取材テープが届きましたもの。いやあ、とにかく良く撮ってます。カメラ持ち込んだら没収されそうなところにまで、よくぞここまでな内容。でもまあ、とりあえず今年の大半はチョモランマ2009を数回に分けてお届けすることに留めますので、いずれお目にかけれればと。アラル海の港からのボクのレポート・・・まあ、これも三上氏と同じく編集長の「好きなように」な感じがとても良しですかね。

さて、その三上氏の渾身のレポートの話です。英語の通じない親父と丘の上に上った彼は、こう呟きます。「人生、生きていれば、いい事あるよなあ。」と。なるほど、そう思える瞬間は、普段の生活にはないかもしれません。旅先だったり、冒険の途中だったり、そんな時の友人からの思いがけない声だったり。

人生は旅だといいます。つまり旅は、なかなか難しい。さように人生もまた難しいと言うことでしょうか。パッケージツアーや添乗員のいる旅を旅だと思ってる人の旅は、ここでいう「旅」ではありません。バイクを駆って、未知の土地を走るという旅のことを言っています。それはTBIの四国もしかり、また北海道4デイズや九州でも、同じような「いい事あるよなあ」と感じられる一瞬のための「旅」に向かいましょう。九州は混浴露天風呂巡りだそうな。なるほど「生きていれば、いいことあるよなあ」ってそういうこと?でもまあ、そう上手くは行きませんから、ほかの楽しみに主眼をおいておいてください。

まとめ:旅はあとで回顧すれば写真と記事だけならば、どんなにでも光輝いていたように表せます。しかしなんといっても、旅人に必要なものは感性だろうと思います。雨に打たれて寒さに凍えながら旅人は人生を思うし。マシントラブルに打ちのめされたチェ・ゲバラは、さらに素晴らしい「思い」に至るわけです。古来より人は旅から人生を思い、哲学を養い、人間を磨いてきたのでありました。

さあ「あの丘の向こうへ。」旅支度に掛かりましょう。ただし芭蕉のごとく、感性を研ぎ澄ませて。

きょうの一枚

FREE RIDE MAGAZINE・・・あれ、なにかFREE DVD MAGAZINE に似てるよなあ。言葉が。

(おまけ)

 
2010/05/06 (木曜日)

「もんじゅ、再起動」

って、お話で書こうと思ったのですが、ちょっとそんなお話を書いてる場合じゃないかもで、昨日事務所にいるとテレビのニュースで、TBIのライダーの姿が次々と、アップにされます。「へーっ」と思ってると「オートバイ同士の死傷事故!」「・・・・」またまたTBIのライダーがアップに。それは終了後に糸山に向かうライダーたちの姿。ボクはもう失神寸前。

でも良く聞くと、ロードのツーリングライダーと、原付の衝突事故。なぜ、その事故現場や事故を起こした車両を映さずに、TBIライダーたちを映すのでしょう?道路のやや左寄りを、40km/hで、一列で進行している姿です。イメージはこうしてミスリードされていくのです。

いずれにしても、TBIは無事に終了いたしました。参加された皆様には、大変ありがとうございました。ほとんどの参加者の皆さんが、非常に優れた環境意識・モラル・マナーを兼ね備えた、素晴らしい社会人の方々でした。むしろボクのほうがと、反省しきりです。

さあ、TBI、冒頭の話ではありませんが、どうしたものでしょう。

帰路に着く参加者からも温かい励ましを頂き、またオフィシャル諸氏も撤収後には、事務所にお集まり頂き、これからのオペレーションに関して、多くの意見交換がもたれました。

SSERはこれから息つく間もないほどのハードな日々が始まります。モンゴルの試走も今月末からはじまります。今回はドイツ、カナダ、アメリカからエントリーが届いていて、お送りしたFREE DVD MAGAZINE FUTUREも、驚くばかりの評判!・・・海外でね。女性参加も続々とのこと、気合は充分です。

北海道4デイズもまもなくです。
北海道からは4x4部門の参加もはじまります。(註;4x4部門はコンペティションとしては開催されませんが、クローズドコースを除く全てのルートを、ルートブックで走行いたします。CPなどの通過は義務付けられます。)ちっくとハード!でも少し参加しやすいエントリー費設定にしてあります。またとないエキスペリエンスを!!

またSSER2DAYSにMTBのハードレースが開催されます。7.31〜8.1は久万高原町、千本高原キャンプ場で、JAZZ・ピクニックという野外JAZZライブが開催されます。本番は夜ですが両日にわたり賑やかなイベントが盛りだくさん。ミニバイクのこどもバイク教室や、プロレーサーによる自転車スクールなども併催!!

ますますヒートアップするSSER!九州4デイズのあと、もうひとつビッグサプライズな、大型ラリーイベントも進行中。ああ、あと体が3つくらいあればいいのにね。

きょうの一枚

「文殊菩薩」

普賢・文殊という知恵の象徴を原子力施設に使うのはいかがか?と言う議論はこの国で、あったのか?なかったのか?はともかく。運転再開!のようです。文殊は満州女真族の本尊とされて、マンチュリの語源は文殊でしょ?

(おまけ)