Organisation Voice 2008/05

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2008/05/30 (金曜日)

「TICADがおかしいって、マスコミは言わない。」

いや、TICADはおかしい。おかしいってったって可笑しいのではなく、いや福田さんは、もう可笑しい。

横浜宣言が採択されて、でもアフリカ諸国は莫大な援助金をさらに倍増してもらえて・・・・・日本国民は「得られるものは激減して、負担するものは激増していて」あーた、いま国の借金は国民一人当たりいくら?もうすぐ1000万円になるんじゃない?日本の借金時計と世界の人口時計は、異常な速さでカウントを続けています。

朝のテレビでは無駄遣い!に声を荒げる某番組も、アフリカにばらまくODAには今のところ無関心。福田さんは安保理常任国入りの票を買うつもりか?サミットの議長国の大きな役割と見ているのか。

アフリカには何度も行きましたが、まずは支配を続けてきたEU各国が実情に即した支援のメニューを作るべきです。東ヨーロッパではありますが、バルト3国はEUの支援で輝くような美しい国々になってきているではありませんか。

中国が資源を確保するためにアフリカに進出しているからって、日本がここまでイニシアティヴを取るべきではありません。

それはローレンスさんの「ボクがアフリカが好きなわけ」の写真の中に込められた「おかしさ」は実は悲しさでもあり愛らしさでもあり、その実ほんとうに手に入った医療や食糧問題を「お金ではなく」活動で支援しなければならないのです。

きょうの一枚
ローレンスさんが送ってきた「ボクがアフリカが好きなわけ」というタイトルのついた写真。第2弾!!


2008/05/29 (水曜日)

「貨物輸送」

ボクの仕事でいつも頭を抱える貨物輸送。昨年は、モンゴルへウラジオストックへ。西安へ。そしてパリから・・・とアチコチに貨物を送ることに。またカナダやヨーロッパからもバイクなどを受け取り、またその地に送り返します。いつまで経っても要領が悪いのか?度重なる法改正に着いていけないのか?毎年アタマを痛めることになります。いやそれにしても・・・って感じです。

そして欧米と日本でのコストとシステムのあまりもの違いに、愕然とします。例えばヨーロッパから日本へ送ったバイクを、同じように送り返します。すると少なくても2倍の金額!酷い時には5から6倍の金額差が生じてしまいます。欧米の方にはここらのことが理解しにくく(ボクも理解出来ませんが)日本のシステムに疑問を増幅させ続ける毎日です!!

真の国際化は物流あってのことでしょうが、日本の港湾のハブ化は高いハードルです。アフリカの道路の補助よりも自国の物流の改善に乗り出さなければ、やがてアジアの中で取り残されてしまうことでしょう。大量に輸出する企業は、専門のセクションと船会社との連携で、コストダウンを図れるのでしょうが、そうでもない零細なクライアントは。言われるがまま!です。

さてまあ愚痴はこのくらいとします。今年こそはモンゴルへの輸送を、各個人個人に小さなコンテナにまとめてもらおうと画策中!でコンテナの中に2段積みに!?何とか間に合いそうだったら協力よろしくお願いします。

きょうの一枚
この2日間はモンゴル行き運営貨物の仕分けと積み込みのために応援部隊が・・・でとうぜん昨夜は大宴会。こういうオフィスは、こんなときに大活躍です!デッキで飲んで、朝起きれば清清しい嵐の後の朝が・・・


2008/05/27 (火曜日)

「NEWS!NEWS!NEWS!」

明日のメルマガまで待てなかったので!!

ついにレーシングカミオン09仕様(写真)がラリーモンゴリア2008に出場します!!エンジンマウントを400mmも後ろにずらしてミッドシップ化、んでご覧の空中姿勢を実現!ホイールベースも120mm延長。すると、ホーレ!ごらんの通り。空飛ぶカミオンの出来上がり「フライングヒノ」スンマセン。これまでダカールでは、ステディで我慢の走り!?で上位を狙い続けたチームスガワラに、カミオン部門の総合優勝の期待も?!いやでもあのカマズトかダフやタトラとかのモンスターぶりは、一筋縄ではいきますまいて。

おおっ、でも考えてみれば来年は南アメリカ!!超ツイスティーな山岳路が主体。てことは、かなり優位なレース運びが考えられますぞ。

このニューウエポン!09年ダカール投入を前にモンゴルも総合優勝を狙う!?のだそうで、目下のライバルはガントルガか、塙選手か?(スイマセン勝手に書きました)
そんなこんなで、ちょっといきなりラリーモンゴリア2008から目が離せなくなりました!ってボクは主催者なんだが。ヘリからタップリと観戦といきましょうかね。

今日の一枚
昨日実施した某コースでのテスト風景。本番ではもちろんボディがマウントされます。ボク「カミオンバレイやってくれればいいのになあ・・・・」あとの2枚はセントラルヨーロッパラリーを走る、ロプライス(チェコ・タトラ)の画像。スガワラサンたちの永遠のライバル。でも良く見るとタトラ独懸!レンジャー、リジット・・・・・
注:菅原義正さんはモンゴルはジムニーで参戦!カミオンを走らせるのは菅原テルヒトこのほかにもウラジオストックのチームも参戦予定。あとイギリス、オーストリア、ベルギー、ドイツからもエントリーが届いていますよ!!


2008/05/26 (月曜日)

「なんかストレス」

景気の良い話でもしてストレスを発散!しよー。

そうそうアメリカの火星探査機が軟着陸に成功!?今火星の上ではヨーロッパ・アメリカで4台の探査機は4台と周回中の衛星2機で、火星はだいぶ賑やかになってきた。有人化計画も進むことでしょう。時速2万キロで火星の大気圏に突入!んで時速8キロまで減速・・・とかっていうから、これも結構なオハナシ!!送られてきた画像の美しいこと。そこらのデジカメより鮮明な画像が届くのです。思わず足跡とか探したボクって。

次は先月くらいのニュース。
アメリカは宇宙に巨大太陽光発電所を建設する?!高度36000kmの静止軌道上に5キロ程度の間隔で2組の反射鏡を設置!電力はマイクロ波に変換して地上の受信装置に送る!!のだそう。出力は1000万キロワット・・・どれだけ減衰するのかはともかく原発10基分だそう!!イヤー、なんか気持ちの良い話。2050年までに商業化できるかも?!だって。クールアース50も夢ではないぞ。でも打ち上げコストも・・・だからぼくの言うモンゴル宇宙エレベーター構想はいかがかな?こうして次の時代もエネルギーを持つものがヘゲモニーを握るのでありますなあ?その点はフクザツ・・・・・

こんなことを書きつつも、明日は松山税関。皆様には輸送に関しては過去にないほどのご迷惑をおかけしました。

きょうの一枚
ローレンスさんが送ってきた「ボクがアフリカが好きな理由」というタイトルのついた写真。何点かあるので時折り紹介しますね。


2008/05/23 (金曜日)

「暑さ対策で?ボクのデスクはウッドデッキに(今日の一枚)」

新しいオフィスは、まだ天井の断熱が出来ていません。昨日辺りから入手した床用の断熱材を、天井に取り付ける作業をしているのですが、どーも高い脚立の上で柔軟性をなくした身体はいうことをききません。でも3m角の明り取りに近づくと、早くここに断熱材をはめ込んで!という気分になります。途中でいやになったボクは、パンツのなかまで滴る汗に辟易としながら、デッキに出てパソコンに向かうことに。

蚊さえ何とかすれば、ここはパラダイス!世界中の美しい風景には蚊やブヨや虻は写っていませんからねえ。でも裏の森も、暇を見つけては伐採をしていったおかげで、少しだけ明るくなりました。忙しい!忙しい!と言いながら、いったい何をやっているのでしょうか?

ベランダのこのあとのスケジュール
5月28日は、夕方からTBIのオフィシャルの打ち上げバーベキュー大会?九州・高知などから集合するらしい。5月31日は、BEIJING-ROMA2008参加者の方の一部が集合してアフタヌーンティ。ただ1人の女性ライダーがお越しになるのをきっかけに、ミーティングゥ!

きょうの一枚
ホントに輸送関係で胃の痛む今日この頃。デッキで蚊と闘いながらOVを打つ。農業用水の水路にきれいな水が流れて音も涼しげ。これでU字溝じゃなくて土の小川ならなあ・・・


2008/05/22 (木曜日)

「さすがに苦戦中!」

中央アジアから東アジアにかけての物流は、とんでもないことになってしまっています!災害のことや五輪のことも理由ではありますが、とにかく通関のシステムが世界から見て遅れているのではないかと考えられます。経済発展と圏域の拡大のためには物流のスムースさは、何よりも大切なことです。

とはいえ日本から中国行きの牛肉が禁輸というのは知りませんでした。BSEの影響で?中国へは和牛を輸出できないそうです。「へえーっ!」な感じではありませんか。彼らから日本製の食品が危険だと!まあそんなこともあるでしょう。そしていまでは、日本人が誤魔化して和牛を輸出するのだそうです。儲かればルールは誤魔化しても良い!というのが昨今の風潮ですか。アメリカから牛肉の問題の部位が混入していたら大騒ぎのメディアも、この逆の状態の報道はささやかなものでありました。

まあこうしてまだまだEUのように、ひとつの屋根の下!というのははるか彼方のことでしょう。しかしEUの成功の例を見れば、北米圏域、アジア圏域と世界の三大商圏域が形成され、諸葛孔明のように天下三分の計!というのが宜しいのではありますが。

いや今日はこんなことを書くつもりではありませんでした。

クロスカントリーラリーをとっつき易いものにと始めたモンゴル。参加する際の大きな手間隙(ぼく達のパリダカの頃の話ですが)だった輸送。これを簡略にしようというのがこのラリーの特徴!1995年からですからもうかれこれです。ところが今年の輸送の困難さは、とにもかくにも気が遠くなりそうな感じ!です。日本中の輸送業者がギブアップしています!!そこでチャレンジ精神旺盛のSSERのこと、ただいま全力で一環輸送システムを構築中!!間もなく完成するでしょう!!もち西安-パリでお世話になった人たちに、またまたお世話になったことはいうまでもありません。

石油が枯渇するまでに、自国のナンバープレートとライセンスで、アジア諸国を自由に気楽に行き来する日は来るのでしょうか?

きょうの一枚
今日はウラルジャパンのマネージャーがやって来た。これがまた美人で、そのうえ全てにおいて素晴らしい。そこで今日の一枚は彼女の写真!と思ったのですが、やめ!で、彼女のお土産のTシャツの写真をおすそ分け。その時事務所の中はロシア人と中国人そしてモンゴルとは電話中!とインターナショナルなひと時でした。


2008/05/20 (水曜日)

「ワインのお話なんぞ」

北京-羅馬にご参加のLさん。実はワインのコレクターのようであります。ボクもバローロなんぞのイタリアワインがちょっと気に入っていて・・・とまあワイン談義の続きは行く先々ですることに・・・「ワインを知るには人生は短すぎる」誰の言葉でしたっけ?まあとにかくワインは神様から人間への贈り物だそうでありますな。

もう40年以上も前の話。祖父が秋になると山のような葡萄をどこからか手に入れてきて、そのまま手で潰すのであります。葡萄色に染まった両の手の、なんともいえぬこと・・・やがてそのつぶれた葡萄の果汁は、桶に入れられて屋根裏に移動します。簡素な蓋は、簡単に開きます。そのジュースをボクがこっそりと飲むものですから発酵が始まるころには半分くらいになってしまっています。あきれながらも目を細めている祖父の顔を今でも思い出します。やがて盗み飲みをすると、「ギエーー!」という味に成ってしまっているではありませんか。

「じーちゃん、あれはもう飲めん。」少年が悲しそうな目でおじいさんを眺めたことはいうまでもありません。少年は、あまりにも盗み飲みをするので何かを入れられたのだと思いました。そして、少年ってボクのことですが、それからその液体には急速に興味を失い、その結果はどうなったかは定かではありません。しかし次の年も同じようにやっていたところを見ると、どうも例の液体は上手く行ったに違いありません。それが違法かどうかは知りません。しかしまあ日本の法律ではやはりダメなのでしょうかねえ。ちょっと調べてみると酒税法は厳しそうであります。

ま、それはさておき本日葡萄棚に3本のメルロー種の3年ものの苗木?を植えました。もちろん今年収穫とは行かないでしょうが、来年当たりはどーすかね。

 

きょうの一枚
そのメルロー種を植えた我が社のブドウ畑?


2008/05/20 (火曜日)

「食糧について考える」

冒険行と食糧。こんなことについて考えた人も少なくないでしょう。今回の四川大地震に急遽派遣された救助隊のNEWSにも「食糧などどうするのかな?」と思ったあなた!そう考えるのが自然です。現地ではこれから被災者に対する医療、食糧などをいかに確保するか、いかに運ぶかは大きな問題になるはずです。

登山をやっていた人は、特にこの食糧に関する経験が少なくありません。かく言うボクも山に登っているころから炊事当番。カロリー計算と携行食品については一家言持っています。デモ、いかにそうした不完全な環境で食を楽しむか?それがテーマでもありました。今のようにレトルトのない時代、当時の流行はペミカンと呼ばれたもの。まあ今のレトルトですかね。野菜や肉を軽く炒めてラードで固める。この味付けが難しいのです。そして現場では一気にフライパンに戻す。デモこのラードがなかなか料理の邪魔をするわけです。ボクはラードに変わる固形方法を考えました。色々あるのですが、まあ今ならこんな準備をしなくても簡単なことです。

今年のTBIでは、1日目2日目と朝食を摂ったあと、こんな朝食ではいかん!!と「倉庫から鉄板を取ってきてくれ!」とお願い。次の日のビバークに届くPAのトラックにはスペシャルな鉄板が・・・ということで途中からボクは鉄板で玉子焼き当番に。鉄板の隅でまかない?のバターライスなんて作っていると「それ!」とかって言って持ってくエントラント・・・ラリーの朝の朝食は重要です。このアイデアは92年のパリ北京のパクリです。それまでパリダカの朝飯は酷いものでした。あっ今は全く違うのですが・・・石ころのようなパン、ヌルイお湯でいれるインスタントコーヒー、ランチパックの中身の早食い・・まあ食べない!というのが普通でしたが。ところがパリ北京に行って驚いたのなんの・・・朝の目玉焼きの、なんと疲れた身体にうれしいことか!?こんなことからこうしたラリーシーンも変わるなあ、と感じたものでした。

そこで以前から朝の目玉焼き計画はあったのですが、いつも朝飯を取らずにSSに向かっていたボクは、この大切なことを忘れていたわけです。

次は野菜!?かなあ。と思っています。モンゴルの試走にはなんとロッジの鉄鍋を持っていきます。真っ黒になったこのオーブンさえあれば、モンゴルの野菜のなんと旨いことか。あと必要なのは大切に持っていったオリーブオイルとモンゴルの塩とコショーとバジルと、チンギスハーンホテルの下のスーパーで仕入れたベーコン!これだけあれば、毎日のビバークのなんと楽しいことでしょう。時々仕入れる羊や釣り上げた魚。自生するニラも摘んで料理したり。ああ食とはなんて素晴らしい、と。

昨今の世界の食糧事情。中国やインドなどそしてアフリカ諸国の人口爆発!経済発展に伴う食のトレンドの変化。そして石油代替燃料などの供給による世界の農作物需給バランスの崩壊、投機マネー、21世紀の我々を襲う気候変動。未曾有の危機とは「食糧が足りなくなること」なのではありませんか。

自給自足とまでは言いませんが、食糧自給率を上げましょう!!地産池消と簡単にはいかないでしょうが・・・東京は自給率1%だし。地域間格差の逆転が必ず起こります。

きょうの一枚
事務所のお隣の畑。毎日良く手入れをしています。もちろん出荷はせずに自家用です。ということはこのお隣さん、野菜の自給率は1000%以上ですな。残りはどうするのかな?タノシミタノシミ。


2008/05/19 (月曜日)

「調達のピンチ」

そういえばモンゴルの第1回大会は1995年。阪神大震災の年だった!輸送するミネラルウォーターなどの手配やアルファ米の調達などに困ったものでした。

ところが今回の四川大地震は、その時の被災者の数を大きく上回る模様で、緊急援助物資やら・・・つまり我々がラリーで使用するのにさまざまな調達難が生じそうだなあ?と思っていたらもう現実に・・・いやでも優先すべきは被災地に、であります。

 

きょうの一枚
先週末の大事業!葡萄棚!工事。ここでシャルドネ種を栽培して秋にはワイン作りを!えっ、違法?いやでも間もなくぶどうの苗とか古木とかも届きますから、あっという間に事務所の南面は、涼しげな葡萄の葉が茂ることでしょう。

で、今の事務所の玄関のディスプレイはシイナコレクションから超稀少なDUCATI Regoralita モノの発散するオーラは凄いものがありますなあ。

ここだけのオハナシ・・・ウッドデッキに蓮池を作ろうと思っています。来るたびに進化する!SSER Cafe Regoralita・・・・・


2008/05/16 (金曜日)

「かなりヤバイかも」

なにが?やばいかというとRally Mongolia 2008の輸送!これまでの案内では6/21船積み検査(*ただし早まる可能性あり)ということでしたが・・・天津港の滞貨ぶりは1ヶ月の渋滞。さらにこれからはじまる世界から届くオリンピック関連物資!そこまでは懸命に計算をしていたのですが、さらにプライオリティの高い国際緊急援助物資!!おそらく通常貨物の滞貨は2ヶ月近くになるのではとの予想。さらに輸送トラックなどは支援物資の輸送に振り分けられる模様!!

そんなこんなで、SSERでは可能なかぎり船積み検査を早めるということに。そこで新しい予定日を6月7日土曜日!と、なんと2週間も前倒しにすることに!致しました。正式な発表は週明けとなりますが、今週末ゴキゲンでツーリングの予定のあなた!すいません、マシンのセットアップ!急いでくださいませ。また通関に必要なリストなども少し早めにご提出ください!!またリストの作成は完璧にお願いいたします。

つづいてモンゴルでのオイルの話です。初期の頃はENEOSから協賛いただいていましたので、かなり高品質なエンジンオイルが皆様に無償提供できておりました。ただ輸送にかかるコストと、関税などもあり、最近ではモンゴル国内でも、世界の主だった銘柄のオイルの入手が可能となりました。そこでここのところ数年間は現地調達し無償で提供しております。これは各参加者が輸送をしたのでは、個別に費用が発生し、また缶の破損によるコンテナ内オイル流出事故!!が発生するなどを懸念していたためであります。

こうした事情をおくみいただきますようお願いいたします。なお現地での通貨の上昇とインフレで、充分な量が確保できないことが考えられます。心配な向きはお問い合わせくださいませ。

以上モンゴル関連のお願いというか、情報です。

きょうの一枚
2007年のモンゴル。乾燥したゴビ砂漠の北縁を。


2008/05/15 (木曜日)

「日本のマスコミ」

何か中国の大地震の報道のなかで、日本の四川料理のお店が紹介されて「材料が入ってこなくなるので心配!」と放送されていて「???」、この前までは「中国の食材は一切使っていません」とかやってなかったっけ。

また地震の映像のあとに大阪と名古屋で直下型の地震が起きたら被害額が何十兆円!!というニュース。凄い額なんだけど少し無神経。1週間くらいあとでもいいんじゃない?

中国側が日本の救助隊の支援を断った!!これは微妙で発言しづらい・・・でも日本で大地震があって中国から救助に軍を派遣する!といったら「早く来て!」と日本は言えるのかしら?

温家宝さんが中国マスコミに向けて、感動的なシーンを宣伝・・・と。仙波君は党の宣伝に使う!?と感じたように、これはマスコミのミスリードだと思いませんか。宣伝という言葉の意味が日本では、「多少脚色して大げさになっても広く伝えて効果を狙う!」つまり宣伝とはけしからん!というイメージがあるのですが中国語ではどうでしょうか?被害の痛ましい映像ばかりが流れる中、救助されるシーンなどが多く流れることによって被災者や国民が安堵を覚えるということは、必要なことなのです。中越地震で奇跡的な幼児の救出劇には、日本中が感動したのではないですか?その一方では被害にあわれた方の無残な姿は、規制があったり「やめて!」と言わなければマスコミは流しかねないのではないですか?

何かボクは不愉快なものを感じた。人命救助は何よりも優先されるべき行為であり行動であることは確か。と同じように報道は恣意的ではなく・・・でなければやはり我々はメディアリテラシー教育に取り組まなければならないでしょうね。

きょうの一枚
玉門関。ここが西の果てでした。漢の武帝が紀元前108年頃築いたもの。玄奘三蔵もこの関を出て天竺に向かったものです。この関の向こうには奇岩連なるヤルダン地形が広がり、ロプノールはその先。


2008/05/14 (水曜日)

「ウッドデッキから」

最近は来客を、ウッドデッキにご案内します。鳥の声、風の音、リラックスできクリエイティブな部分をかなり刺戟されます。

そして今日の午後は、「北京‐ローマ」に参加されるお二人のお客様。お二人とも、なんと松山からなのです。50代後半になってバックパックでヨーロッパを旅してきたRさん。思うとこあって、これまで経営してきたビジネスを畳んだそうです。もうお1人も実業家のOさん。やはり今人生のハーフタイムだと言っています。後半戦をいかに闘うか?大切なターニングポイントです。まあいわばおふたりとも成功者です。緑の風の中、ラリー2スーツの色をどうするか?とか、みんなラリー2スーツじゃいかん!ほかのモノにする!とかかまびすしくも心躍るような楽しい午後でした。

ところでそんな3人の話題は、やはり昨今の世相と、人生とは何ぞや!?という究極のテーマ。そんな話題の続きを、昼間はオートバイにつけた無線で。夜はシルクロードのウイグル族の屋台やら、イスタンブールの居酒屋やらで・・・と思っています。北京からローマまで、シルクロードを越えながら「シルクロード座談会」座るのはもちろんモーターサイクルのシート。

これまで何をやってきたのかが大切ではなくて、今なにをやっているのか?!そしてこれからどう生きるのか!?そんなことが大切なのだというのが3人の共通した回答。真の贅沢ここに極まれりですなあ。

北京-ローマも今月末までですよ。

きょうの一枚
異様な盛り上がりを見せた(テレビでもおなじみの)ロプノールの夜。ホント、ヤラセゼロですから・・・今年はテントは日本から持ち込みますからね。


2008/05/13 (火曜日)

「中国大地震」

昨日午後、四川省で起きた大地震!!まずは心からのお見舞いを申し上げます。蜀の劉備ゆかりの街は、歴史的遺産も豊富なところ。被害の大きさはその古い歴史的な街ゆえならなお悲しいではありませんか。ボクの通う陝西省と四川省は隣同士、歴史的にも西安と成都は深い関係があります。良く飲み屋?で「彼女は四川省の人です」と紹介されてみると、なんか辛い物ばかりを食べているような印象を持ちましたが、ことほどさように人は既成概念で全てをはかりがち。

そんなちょっと気になった地震を伝える日本のニュース。「生き埋めになった900人の生徒たちに必死の救助活動が行われています。」言葉で聞くと何の違和感もないのですが文字にしてみると生き埋めになっている人を救助するのに、「必死」というのはいただけません・・・ここは「懸命の救助活動が・・・」と表現して欲しいところではありませんかテレビ朝日さん!!さらに必死!必死!とキャスターは連呼する!!のであります。必死と懸命、日本語の意味は良く似ていますが漢字にしてみたら、それぞれ役割が違うことが分ります。「必死だな!」と第3者から言われるのはね?日本語は難しい?中国からやって来た漢字文化。戦略的の福田さんも実におかしかったけど、この報道にも日中関係の見えない溝が・・・

とまれカオルサンがこの前の事務所移転のあいさつで言っていましたが「中国人は素晴らしい人たちです。日本人にもつまらない人がたくさんいるわけで・・・」本当にボクも同感なわけで・・・今回の地震の救助活動などから、さらに隣国としてのパートナーシップを深めるようにして欲しいものです。

とにかく被害は最小でありますように。

きょうの一枚
事務所2Fから俯瞰。ウッドデッキが見えるでしょうか?16人掛けくらいのテーブルがあって・・・5/28にはTBI08のスライドショウとミニ打ち上げ会が予定されています。平日だし・・お近くの方はお越しくださいませ。食材または飲料関係熱烈歓迎。あと虫取りランタンとかも歓迎です。裏の森にはフクロウさんが居るようでホウホウと夜鳴きしますよ。


2008/05/12 (月曜日)

「椅子を温めるもなく次のラリーへ」

TBIが終わり「ホッ」とする間もなく次のラリーの準備へ・・・といっても北海道4デイズとラリーモンゴリアの準備は被り捲くり!さらに北京‐ローマも!!同時期の作業です。最大の難問は今年の中国への貨物輸送!です。天津新港は既に滞貨の山!らしくて、オリンピック関連の通関が優先だそうですね。またぼく達のような通過貨物は、何故か厳しい!ので頭を抱えています。今週のボクの課題は、これらの輸送に関する問題をクリアにすること・・「ハアーーッ」さらに驚くことは!!現地モンゴルの物価の急騰!ヘリの時間当たりの単価は、いまや1995年の10倍近く!の提示!!ガソリン代輸送費の高騰ぶりは、もう気が遠くなりそうなのです。やっと円高に転じた!と小躍りするものかは!GWも終わるといつの間にかずるずると円安に!もーどーなるのでしょうね日本の実力は!!

SSERでは既に長きにわたってエントリー費の値上げをせずに頑張ってきています!!いつまで続くことでしょう?!そこでアンケート・・・エントリー費が倍くらいになってもOK!という人は1を、絶対にそれは困る!という人は2を!選んでください。

・・・ってナンの?
どーせ98%が2で、残る2%くらいが間違えて2を押したくらいのことで、まあ頑張って値上げせずに行けるとこまで行きましょうかね!!

きょうの一枚
北海道4デイズより。いつも思うのですがTBIやこの北海道のフォーマット・・・世界に通じる道だと。つまり長いリエゾンをダカールのSSのように集中して走り、朝夕にあるSSを、ダカールの時のリエゾンのように走る。そうすることですね。


2008/05/10 (土曜日)

「戦略的互恵関係とはなんぞや!?」

胡錦涛国家主席の来日は、なかなかに歴史的なものでした。ここのところSSERとしても中国との関係が深く!?めったな発言も慎まれるのですが・・・どうしても言いたい!事があります。日中共同声明だかの「戦略的互恵関係がどーのこーの」の部分。もちろんこの言葉の言わんとする意味は分りますが、本当に日本中国の両国民に正しく意味が伝わるのでしょうか?「ゆるぎない互恵関係」とか「永久的な互恵関係」とかという表現は選べなかったのでしょうか?またそれを実現するためには、具体的にどのような行動をするか!?というのは明示されたのでしょうか。その話を社内のミーティングでしたら「さあ、戦略的にモンゴルのラリールートを決めてしまおう!」「戦略的昼ごはんにしよう」とか戦略的の大安売りが発生してしまいました。

戦略的とはまあ、孫子の兵法にある「闘わずして勝つ」ための準備のことではありますまいか。戦略核とくれば背後にちらつかせてお互いに打ち合うと損をするから、とりあえず安定的に手を結ぶ!なんて事が一般的です。戦略的に仲良くしなくても、真の平和、真の理解、誠の互恵関係こそが将来にわたって必要な関係なのではありませんか?福田さん!!

きょうの一枚
ローレンスさんからのメールにあった彼のTBIの一枚。楽しい時間を過ごしたそうです。


2008/05/08 (木曜日)

「TBI2008終了」

数えて20年目となったTBIも無事に終了いたしました。これまで最長のディスタンスは最高の天候に恵まれました。災害復旧のため剣山、大森川ダム周辺だけでも100kmに及ぶダートが使えませんでしたが、それでもタップリと新緑の四国のダートを堪能できたのではないかと思います。20周年記念パーティの部分のみ降雨がありましたが、全国的に活躍する高知のスーパーバンドのミニコンサートも大いに盛り上がりました。そしてカナダからお越しのローレンスさんや、隣国韓国からお越しのお二人のライダーも、笑顔で完走し充実したライディングの日々を楽しまれたことでしょう。四国は本当に適度なサイズのライディングワールドだわい!といまさらながらに感じ入っています。

さてSSERオフィスではイベントの片付けと、北海道4デイズやラリーモンゴリアの資材の点検が急ピッチではじまりました。モンゴルの試走も迫って参りました。ここでまだ正確ではありませんが連絡事項があります。今年のモンゴルへの輸送が、オリンピックと完全にバッティングするようでかなりの混乱が予想されています。従いまして当初の船積み予定を若干とも前倒しにしなければならないという事態が予想されております。参加の各位様には近々にもアンケートを実施したいと考えております。本年のみの特殊な事態としてご協力くださいませ。


2008/05/07 (水曜日)

The TBI is over. I was a little sad to say goodbye but we are in Tokyo at Sugawara-san's place. I have to say the TBI is one of the very best experiences I have had in my life and I have been fortunate to have ridden in many places with many great people so my perspective is wide and varied.

The elements which make a great motorycle adventure area simple... a good bike, beautiful scenery, smooth winding roads and kind. welcoming people to share the experience with. The latter is most important to me, the people on the TBI were absolutely superb, we had a good time, I saw many people I met from Mongolia plus I met some great new friends...that is what it is all about!

After now taking part in 3 SSER events I now feel at home here, seeing Ikemachi, Maeda, Iwasaki brothers, Unagi, Fukuoka and many others was like seeing old friends once again. Plus all the good at SSER who are now familiar faces, it was truly a pleasure to see everyone.

Shikoku is with a doubt paradise for motorcycling, words cannot do it justice everyone should visit this island once in their lifetime.

Congratulations to all the winners and everyone who participated and thank you to the SSER staff, Yamada-san and of course the people of Shikoku for being such kind hosts of the rally. I hope to hear from many of you, my e-mail is offroadrider@aztec-net.com  please feel free to send me a mail

anytime. My new website will be ready soon you can visit. www.lawrencehacking.com  (まもなくオープン!)

and check out what is new in my world!

Arigato Lawrence