Organisation Voice 2002/03

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2002/03/27 (水曜日) 

久しぶりにOVをかきます。「そーとー忙しくて、書く暇がないんだろう。」と思ってる皆さん。そのとおりなんです。いまは、ツールドニッポンのコマ地図の清書中!これが実に時間がかかるんです。ちょうど今北上川を渡る橋の上あたりです。このあと石川啄木の生誕地を通るところで、啄木の詩を記しておきました。「やはらかに 柳あをめる北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに 」まあ啄木ほど故郷を恋すればこのような気持ちになるんだろうなあ、と東京での対人関係や、仕事が上手くいかなかった不器用さに「そうだったんだろうなあ」くらいにしか思ってなかったんですが、あの岩手山や北上川、それらの持つ魅力には啄木ならずとも心打たれました。今回の旅で一番気に入った町は、そう盛岡でした。ところでラリーレイドモンゴルも、日本人エントラントが80名に達しました。このまま行くと、夢の100名の参加が実現しそうで「思い残すことはない!」などと物騒な気持ちになってさえきてます。まだまだ、プレエントリーのメールが届いてます。

SSERメールマガジン (02/03/27)掲載


2002/03/20 (水曜日) 

実は僕、結構オンロードバイクが好きだったりします。(これBTMのHP-3.19付けのコラムの真似)若かりし頃はドカのNHRなどを持っていて、となりにTLRが停まっているなど、当時としても相当に変でした。その頃自分のガレージはドカが届いたときの木箱の、DUCATIとプリントされてるベニアを日曜大工で内装材として貼ったりしてました。先週の佐多岬では、モトグッチのV11SUPORTが美しくカスタマイズされてるのを「ほお」と眺めてたりして。で、モトグッチが今、気になったりなんかしています。

こうして自分的にはともかく、先日も書きましたが、世間ではオートバイブームがやってきているようです。新にバイクに乗り始める人、カムバックを決める人。なんともこの春の歳時記のようですらあります。で、多くの方がビッグオンロードに乗るのですが、そんな人たちもやがてブームが成熟期を迎える頃には、行きつけのショップに時々現れる、怪しいオフロードライダーの挙動に興味を持つようになる人も、ボツボツと出てきて、再び輝かしいオフロードの全盛期をむかえるのであります。ってそんなことはないか。

で、ツールドニッポン。千歳空港から車検会場へ、26・27日の両日、表彰式会場から5月6日の11時と11時30分の2便のバスを出す予定です。それぞれ片道2時間から3時間の予定です。鹿児島空港発は午後3時以降の飛行機の手配をお奨めします。出来るだけJTBにお申し込みください。

一方RRM2002、申し込みがどんどん届き始めました。出来るだけお早めにSSERのHPから、参加の意思表示のための申し込みをしておいて下さい。さまざまな事前の準備のためのプログラムが必要なのです。オリアスタイ-ホブド-ゾーモッドとモンゴル最深部へルートを延ばしていきます。モンゴル国内では飛行機もチャーターしなくてはならないと思っています。

きょうの1枚

ツールドニッポン試走・九州篇
あわや山火事に巻き込まれて!危機一髪と思いきやこれは実は野焼き。だったり楽しい光景に次々に出会う南九州の旅。ツールドニッポンの、最後のハイライトシーンの数々です。

SSERメールマガジン (02/03/20)掲載



2002/03/18 (月曜日) 

九州の最南端は、春真っ盛りでした。サクラどころかブーゲンビリアまで咲いて、トロピカルムードいっぱい。3度目の九州行で、ツールドニッポンの全てのルートが完成しました。思えば、昨年の10月から6ヶ月間、パリダカで留守をした1ヶ月を除き、全ての週末をこのルート制作に捧げました。昨日は佐多岬到着時には、ちょっと感慨深いものがありました。またこの1ヶ月の間に、佐多岬周辺もなんとなく夏の様相になってきてますし、それにつけても日本の広さ、長さ、時間や季節のダイナミズムについて、考えさせられます。さあ、花咲き乱れる、GWのツールドニッポンへ!またモンゴル2002も大勢の参加申し込みが、続々と続いております。さあ、ゴビへ、そしてホブドへ、最後の深い冒険の旅へ。

SSERメールマガジン (02/03/18)掲載


2002/03/14 (木曜日) 

いよいよツールドニッポンの試走も最終の週末を迎えました。思えば10月からパリダカとガストンライエクラシック&ミーティング以外の週末を、全てこの試走にかけた半年の日々に終止符を打つことになりました。まさに春爛漫、陽光溢れる九州路に3度目の出撃です。試走での延べ走行距離は、なんと10000km!を越えてしまいました。さあ、いよいよです。でも僕はコマ地図の清書という、楽しいけど割りとハードな作業が残っています。
またモンゴルも徐々に最終章に向けての、胸の高鳴りが聞こえてきます。菅原さんはご友人と二人で2台の、クワドのようなバギーのような、ホンダPILOTで出場するそうです。FIAやFIMの車両規則に照らしあいながら、MOTO部門なのかAUTO部門なのか、喧喧諤諤とやっています。僕が先のパリダカで使った、ランクル77改ピックアップもミッションを新品にして、エンジンをオーバーホールして!どなたか希望者先着1名様にお貸し出しします!がいかかでしょうか。まさにフルスペックですよ。後必要なものといえば、ヘルメット位ですねん。その気になると早いしね。

SSERメールマガジン (02/03/14)掲載


2002/03/13 (火曜日) 


オフイスの前の、まだ花の気配のない山桜の前に、1台のR1100GSが停まった。「誰だろう?」と訝しがってると、ヘルメットを脱ぐや笑顔の山口さんだ。北海道北見市からやってきた。ツールドニッポンのマシンセッティングとかで、こんな所まできてるのかと思えば「いやー日田の林道でガス欠して。」だって、九州も走ってる。でそんな彼の心配は「ツールドニッポンに参加される方の、北海道での寒さ対策だよー!」ということ。夕方からは、いやんなるほど寒いらしい、で今日はそんなことを皆さんにお知らせしておこう、と思います。さて長らくお待たせしたトランスポートサービス!どうして日本は国内運賃が、異常なくらい高いんだ!と怒りながら、ありとあらゆる輸送手段を検討して、一つの結論をだしました。それなりにリーズナブルになりました。間もなくお手許に届きますのでよろしくお願いします。
さあ、もう完全にカウントダウン状態に突入したTDNですが、お気づきの案件がありましたら、お早めにお問い合わせください。もちろんモンゴルもね。

SSERメールマガジンNo13 (02/02/27)掲載


2002/03/12 (月曜日) 

なんだか最近、オンロードバイクが気になってると撮影用に事務所に、ニンジャ改のスンゴイノがやってきて、異様な存在感を放っているではありませんか。で、雑誌とか読んでると、結構ビッグバイクは盛り上がってる。おまけに檮原町の町長にお目にかかってご挨拶をしてると「最近大きいバイクのブームじゃないか」とのシャープなご質問。恐れ入りました。ついでに事務所の中でもそんなバイクの話題が持ちっきりで、「なるほどなあ。」と思うことしきりです。もちろん本屋さんの店頭でも、そんなバイク雑誌が復権を遂げかけていて、代わりにパソコン雑誌が少し減ってるんじゃないかと思います。これは僕の私見で以前からよく言っていたんですが、「バイク雑誌とパソコン雑誌は、ライバルだ。」と。
さてツールドニッポン!困ったことにモンゴルへ行くので!とキャンセルされる方が何人か現れて困ってます。そう、今ドキッとしたあなたです。NHKの方が見えられて「ツールドニッポンの意義」のようなお話をしました。そうこれの意義ってなんなんだろうか。たとえばこのドラスティックな移動で見えてくるものはいったい。それは同じ時期の日本に流れる季節の違いや、風土や文化の違いを肌で感じることであったり、と言いようはいくらでもありますが。こたえは「ただ連続した線で、日本を縦断すること。」受け止め方は、一人一人違うと思います。でも、その記憶は大会が終わってから、日々充実して参加する方の財産となることだ、とお思います。もちろんこうした考え方はラリーレイドモンゴルにも共通して貫かれています。ラリーレイドの魅力は、そのハードさゆえに留められる莫大な記憶!なんです。

SSERメールマガジンNo13 (02/02/27)掲載